いはん

昼顔のいはんのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
3.8
どこまでが現実でどこからが夢なのか。
欲望は、どこまでも私たちに付き纏う。現実で打ち勝っても、夢では思うがままに操られる。

これが、美しいフランス映画なのではないかな。美しいって何もピュアであることを指すのではない。ありのままを描くことにこそ私たちは美を感じ、惹かれるのかもしれません。まじまじと見せられる主人公の欲望は、そういう意味で美しかった気もする。
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