グレン・モーガン監督、ジェームズ・ウォン製作、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クリスタル・ロウ出演、そしてモノ(マクガフィン)を強調した作劇と、『ファイナル・デスティネーション』に便乗するのはごく自然な流れとは言えるし、たとえこのレベルの映画でも、まっすぐ売り出せない現実があるのだろう。肝心なところで接写がちになり何が起きてるのかよく分からんのが難点ではあるが、全編アイデアがふんだんに施されていて面白かった。オリジナル版は未見なのだが、ソフィア・タカール版『ブラック・クリスマス』も大好き。しかしケイティ・キャシディにミシェル・トラクテンバーグと、超00年代なキャストがたまらん。