ウクライナからチリの田舎町トコピジャに移住してきたホドロフスキー一家。
一人息子のアレハンドロ、高圧的な父親ハイメと優しさ溢れる母親サラ。
共産党員であるハイメは仲間とカルロス・イバニェス大統領暗殺を計画し、家族と別れ単身大統領に近づくが…。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の自伝的映画。
アレハンドロ少年から見た幻想的なシーンや街並みなどの色彩豊かなのがとてもいい。
ベルバラのオスカルみたいな金髪の下にはクルックルの天パーの可愛らしい頭が出てくる。
クスッと笑える。
サラの台詞だけがオペラ調。
実際もオペラ歌手だそうな。
オペラ歌手なのに素っ裸になるシーンが多かったり、放尿シーン(これかなり驚いた)があったり。
この演出に応えたパメラ・フローレスが凄すぎる。
ハイメ役には監督の息子ブロンティス・ホドロフスキー。
この人もかなり体を張っている。
ファンタジーでシュールだが、時代背景がそうさせた残酷なシーンもあり見応えはあった。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督作品