レイチェル

オスロ、8月31日のレイチェルのレビュー・感想・評価

オスロ、8月31日(2011年製作の映画)
4.0
自殺願望に取り憑かれた元麻薬中毒患者の青年の最期の二日間。

女の子と寝てたり楽しそうだけど、実は何も感じる事はできない。親友に会いに行き、どんなに優しい言葉をかけられても受け入れられない。

「どんな最期でも自分で決めた事だから悲しまないでほしい」「34歳で何もない自分。ゼロからスタートするのは嫌だ」

自滅する以外に選択肢が無い苦悩がじわじわと迫る。静かな恐怖に震えた。

何度も電話し…別れた恋人に引き留めて欲しかったのかな…あの留守電を聞いた彼女は、これから一生悩みそうで気の毒すぎる。

ルイ・マルの『鬼火』も早く観たい。
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