特異な設定におけるまさかまさかの人間模様。
よくあそこまで飛ばせるなと感心。
途中、こんな調査にまともに取り組んでることを疑問に思わないのか？と沸々と疑念が湧いてきたが、その疑念を脇の調査員が代弁してくれ、決してギャグにふらなかったことによって、ラストまで現実的なストーリーを歩んでいけたのだと思う。
「死ぬ時は決まっている」という哲学的なセリフも効いてるし、とにかくほぼワンシチュエーションなのに飽きない。
コーヒー、覗き穴、テニスの審判みたいな椅子、ケーキとユーモラスな行動の数々と、調査における制限を逆手にとってハラハラさせる展開も良い。
ラストシーン大賞ノミネートやで。
しかしながら、プライバシーもくそもない調査の仕方には少し疑問が残った。
ガチンコおっさんずラブかと一瞬疑ったけど、そういう類ではない。
