リブート版の『アメイジング〜』が2作で打ち切りとなりその2作目の為、そしてジャケットもなんかダサかったから舐めていたが、過去作一面白かった。
サムライミ版の3で複数のヴィランが出てきて詰め込み過ぎで薄っぺらくなった問題点やアメイジング前作でのヒーローの葛藤の薄さ、ウェブアクション不足などが全て解消されていた。シリーズ通して謎だった両親の失踪の理由が描かれ、ヒーローの運命・宿命さが熱い。ヴィランはひたすらカッコ良く、成り立ちや心情に共感が出来、スパイダーマンはおちゃらけてて楽しく、その裏では葛藤に押し潰されそうなぐらい悩み、ヒロインはヒロインらしく立ち回り、彼らを心から応援したくなる、最高のアクション映画だった。
確かに多くの要素があり複雑さはあるが、それぞれ重くしっかりまた非常に上手く絡められて描かれていた。ヴィランであるエレクトロの心情もネットの海で承認欲求を求める現代人の病とも受け止められ面白い。終わり方も打ち切りだったからこそ、結果論としては綺麗な終わり方だとも思う。
次のMCU版も楽しみ。
