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ドラえもん のび太の宇宙漂流記のmichikoのレビュー・感想・評価

2.0
ドラえもん映画シリーズ20作目。
テレビ朝日開局40周年、映画・テレビ20周年記念作品という事で、オープニングアニメも力が入っているし、エンディングでの過去作の振り返りもエモい。主題歌を歌うSPEEDやノストラダムスの予言である1999年の恐怖の大王アンゴルモアなど、懐かしい要素がいっぱい。

漂流記というタイトルの通り、アクシデントの連続によるロードムービーであり、前半はシナリオの深みはない。簡単に宇宙に飛び出したり、よく分からない星に躊躇なく着陸するドラえもん達の危機感の無さに恐怖する。ただ後半は敵や人間ドラマが描かれ始め、ようやく盛り上がってくる。

全編を通して宇宙が舞台ではあるが、そのテーマはこの地球の将来を映す様な、環境問題や侵略戦争を描く。もうドラえもんの世界では宇宙人の存在は当たり前なんだな。
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