ノットステア

アメイジング・スパイダーマン2のノットステアのレビュー・感想・評価

4.6
○感想
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』を映画館で観るために予習として観た。
実は観るのは初めて。
アベンジャーズの中でスパイダーマンが一番好きだなぁと思ってたし、スイングして移動するのもカッコいいなと思ってたけど、トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版は全く観てこなかった。いつか、、、は新作公開とともに来た。

好きだなー。セリフとか細かいところも好き。
トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版は甲乙つけがたい。どっちが好きなんだろう。。。

電気vsクモの糸。勝てるわけないし。って思ったけど、頭使って戦うのよね〜
電気の移動スピード遅くね?クモの糸の放出速すぎね?最後は遅くぎね?ってリアリティは求めすぎてはいけません。

ラストはもう、、、3作目作る気満々ですや〜〜〜ん


以下、ネタバレありです。














葛藤して悩んで悩んで。グウェンが好き、一緒に居たい、でも一緒に居ちゃ駄目だ。
一作目で離れることを誓ったのに。
一作目で(約束を)「守れないときもある」ってグウェンに言ったのに。
結局どっちなのかと思って観始めれば、付き合ってる。イチャイチャしてる。でも冒頭でグウェン父を見て別れる。
別れたけど後をつける。会う。キスとかもしちゃう。
でも離れる。離れる。また会う。同じことの繰り返し。なのに、観ていてイライラすることは全く無かった。繰り返しが良かった。うまいなぁと思った。
シリアス。スパイダーマンはトム・ホランド版も含めて、過酷な運命にあるんだけど、トム・ホランド版はなんかちょっと子ども向けな印象があるのよね。うまくカルグ描いている感じ。
アンドリュー・ガーフィールド版とトビー・マグワイア版はなんか青年向けな感じ。もちろん子どもも楽しめるけれど。なんか、ちょっとした描き方の違いなんだと思うんだけど、受け取る印象が大きく違う気がする。

ただ、エレクトロとハリーにはちょっと共感できなかったから、そこが残念かな。怒りの根源が観てみて弱いと感じた。


〇あらすじ

・ピーターの父。ピーターとの別れの日。
常軌を逸した実験と人々は言うだろう。

・父と母の飛行機の中の会話
父「今までの人生は終わった。これからは危険にさらされる。子供は巻き込めない。」
母「まだ小さな子よ」
父「分かってる 大丈夫」(大丈夫とは何が大丈夫なのか。「仕方ない」とかのほうが理解できたけど…)
飛行機の中の戦闘。何が何でも“ルーズベルト”にアップロード。

・時は現在に戻り、スパイダーマンのスイング
プルトニウム積載トラックの強奪。(そんな危険なものを強奪されるような警備体制どうなってんのよ。)
トラックをなかなか止められず、というかふざけてたせいで、車を吹き飛ばす事故。
マックスを事故から救う。「もっと自信を持てよ。……いいか、君が必要だ。街の見張りを。また会おう」
落ちたプルトニウムを拾いながら。パトカーに轢かれる。轢かれながらグウェンと電話。警察官をグウェンの亡くなった父親と見間違える。卒業式の途中。
卒業生総代はグウェン。「青春はずっと続く。皆そう思ってます。卒業しても…。でも高校生活と同じく私たちの人生は永遠ではありません。やがて終わるからこそ貴重なのです。この日を迎え生きてる日々の幸運に感謝しています。他人の言葉に左右されず自分の人生を大切に、大事なもののために闘って模索しながら進む。それが最高の人生です。」
ピーター、間一髪でバスからおじいさんと子どもを救う。
犯人確保。犯人はズボンを下ろされる。「覚えてやがれ、スパイダー!」

・卒業式には、自分の名前を呼ばれたところで登場する。グウェンにキス。
式に来ているおばさんと会話。
「ベンならこう言うわ」
「分かるよ。“遊びは終わりだ。さあ働け”」
「(No.)“道ある道を進むな。自分の道を歩め”」
「エマーソンだね。違う?」
「ベンの言葉ですって。いろいろ学んだわね。ベンに見てほしかった」
「僕もだ。両親にも」
グウェンと会話。今夜はお祝い。家族写真。グウェンの家族の背後に、やはりグウェンの父親の姿を見る。「これから敵もできる。傷つく者もいる。ひとつ約束してくれ。もうグウェンに近づくな。約束だぞ。」
夜、グウェンの家族のお祝いに行くも、店の中に入れない。
「自分が分からない。」
「父のせいね」
「どこにいても彼が見える。亡くなった君の父親を消し去れない。」
「話したはずよ」
「でもグウェン」
「父は…」
「グウェン。僕は君に近づかないと約束した。なのに君の家族と食事なんて…。そんなことしたら僕はどうなる?」
「知らない。どうなるの?」
「一生自分を許せない」
「愛してないの?」
「愛してる。愛してる」
「それで十分でしょ?」
「お父さんのように君に何かあったら…。待て、待て、待つんだ。絶対にダメだ」
「聞いて。スパイダーマンのあなたは好きよ。でもピーターの方が好き。それが大事なの」
「君まで失えない」
「失えないから一緒にいられない?それって誰のため?」
「すまない、グウェン」
「あなたは何度もこの話をするのね。もうこんな風には生きられない。別れてあげる。別れてあげる」
店に戻るグウェン。(ここまででちょうど20分。前作の中で重要なところを思い出すための時間。ピーターの感情の起伏にちょっとついていけないし、グウェンの選択も良いような悪いような。。。)

・スパイダーマンの活躍でヒーローへの議論が活発化
「スパイダーマンがいなければ街に希望はない。」
「奴が出した損害を誰が払う。我々納税者だ」
いじめられている子ども(ホルヘ)をいじめから助ける。
「奴に子供たちを守れるか?警察に任せるべきだ」
「スパイダーマンは1人ではないとも。1人か複数か?マスクの下を見たいわ」
「残念だよ。彼は誤解されてる。彼は我々を守ってる。私も命を救われた。以来親友だ」
風邪をひくスパイダーマン。
「奴は警察じゃない。何で他人のことに首を突っ込む?」

・父親のかばん。記憶。

・マックス。誕生日。スパイダーマンのファン。僕らは親友だと思い込んでいる。

・病院で看護の研修を始めたおばさん。ピーターには内緒。
洗濯をピーターにさせたくないおばさん(この前洗濯物が赤青に染まったから)と、おばさんにさせたくないピーター。

・マックス。電力会社。マックスが提案し、設計した配電網を使っている。
マックスの乗るエレベーターにグウェンが乗る。スパイダーマンの映像がモニターに映っているのを観て、「カッコいい。世界中が注目してる。彼に命を救われた。山ほどの人の中から僕を救ってくれた。僕を必要だと」
「よかったわね」
「またね、マックス」
グウェンが降りた後「僕の名前覚えてた」

・ハリー・オズボーン登場
「わしがこんな最期を迎えるとはな。息子を見ても他人のようだ。お前には可能性がある、ハリー。恐ろしく知性があるのに、それを捨てようとしてる。」
「あなたが僕を捨てた。11歳のとき僕を寄宿学校に放り込み16歳の誕生日にはウイスキーを送ってきた。秘書か誰かから…間違いない、カードには“贈呈 N(ノーマン)・オズボーン”と書いてあった。」
「お前に許してもらおうとは思ってない。奇跡は信じない。お前には分かるまい。お前の幼少時代は重要な目的のため犠牲にした。わしだけでなくお前のためだった。まだ手は痙攣せんか?やがて目覚めの床で感じる。皮膚の裏側に隠れてるものを。それがお前に真の姿を教えるだろう。R-ウイルス増殖異常。言わなかったがこれは遺伝する。先祖代々続くオズボーン家の呪いだ。お前の年齢に始まる。見せてみろ。手をよこせ。お前がわしから受け継ぐものは金だけではない。これだ。生き延びるために研究した成果のすべてだ。やがてお前が完成させるかも知れぬ。」(ここまでで33分。新しい登場人物の紹介と、前作の謎を提示)

・ピーター、新聞社にスパイダーマンの写真を送る。
“彼は人助けしています。 P・パーカー”
“んなワケない! 編集長”

・N・オズボーン、死去。光景は息子のハリー
「オズコープ社は自然治癒力に対する考え方を根本的に変えました。」
「私は自分の周りの世界を見てこれではダメだと思ったのです。アインシュタインは“変化は思考から”と唱えました。“変化”はただの標語ではない。いばらの道です。ねばり強い努力が必要なのです。」

・遺伝子ラボで異常電流
誕生日なのに修理を任されるマックス。コキ使われる。
電気ウナギの水槽。
危険だから電源を切ってと頼んでも、「もう帰る」と断られる。
感電、事故。力の目覚め。
「システム回復 お疲れさま」

・コナーズ事件以降冷たい視線を浴びるオズコープ社
異種交配計画は廃棄
オズボーン流:都合の悪いものは消し去る。
助手のフェリシア。ハリーの秘書に。
ピーターがハリーに会いに来る。8年ぶり。お悔みを。抱きしめ合う。散歩。
ハリー「彼女いるのか?」
「どう答えるか。難しい。」
「何だよ」
「いない。どうかな。話が複雑だ」
「面倒はイヤだな。名前は?誰だ」
「名前はグウェン・ステイシー。君の会社にいる」
「うちの会社に?」
「実地研修」
「モデル社員か」

「父に追い払われてここを忘れようとした。君も含めてだ」
「気持ちはよく分かる。僕も捨てられた」
「理由を調べたことは?」
「ガラクタの入った鞄が残ってた。もうどうでもいい」
「平気なのか?」
「平気だ」
……スパイダーマンの話
「人に希望を与えてる」
「どんな?」
「やがてすべて良くなると」
「僕に“やがて”はない」

・ハリーを監視する男たち。「投資家は幼稚な経営者にいらだってる。追い出さねば。この事故(マックスの事故)まで発覚したら株価は暴落だ」

・マックスの目覚め。
体が青く光る。電気の力。

・グウェンが「なんとなく」でピーターを呼び出す。「ただの友達になる」
ピーター「ルールを決めなきゃ」「それダメ」
グウェン「何が?」
「その笑いだよ。それは禁止」
「笑いが禁止?」
「笑うならもっとウザく」
「アッハッハハハー、ワッハッハー」
「まだ可愛すぎ」
「やめてよ、可愛くない。私のルール」
「何?」
「その瞳で見つめてステキなんて言わないで。これマジよ」
「よせ」
「何?」
「またルールを見つけた。これはなし。鼻をこするのはなし。よくやる」
「だって花粉症の季節よ」
「ダメだね。ルール違反だ、もう行く」
「待って」
「アイスを食べたら帰る」
(めっちゃ仲いいし、イチャついてる)

・マックス、車の電気を吸収する。

・ピーターとグウェンがアイスを食べながら歩く。
ピーターはグウェンを一日一回つけていた。
心配だから。そばには近づけなかった。
グウェンはイギリスに行く。オックスフォードに留学できそう。
スパイダーセンス発動。
ピーターはグウェンに何も言わずに、気づかないうちに、立ち去る。

・マックスの暴走。皆が自分に注目している。
パトカーを複数台吹き飛ばす。
スパイダーマン登場。
ピーターはマックスを覚えている。
マックスは認められたかった。
ピーターは撃つなと言う。二人で話をしようと。マックスの電気が流れだす。その動きで警察が狙撃する。マックスの力が暴走。
建物が壊れる。その下にいた警官をスパイダーマンが助ける。皆の注目はマックスからスパイダーマンに移る。マックスは化け物、怪物だと呼ばれる。
マックスの怒りはスパイダーマンに向かう。「こいつのせいだ」「俺をハメたな」「ウソつきめ」
マックスvsスパイダーマン。スパイダーマンの動き、カメラワークがカッコいい。
スパイダーマンがやられる。
消防士と協力してマックスを倒す。(ホースの水をかける。)
スーツを着たままグウェンと話す。
「イギリス?ほんと?」
「それだけ?」

・ルーズベルトについて調べる。
壁にメモなどをたくさん貼り付けて思考を整理。
新しいウェブ・シューターの開発。(失敗も。)

・ハリーと会う。
蜘蛛のDNA。スパイダーマンの秘密を知ったハリー。
スパイダーマンの血が欲しい。
ピーターはコナーズ博士のことでためらう。
ハリーはピーターがスパイダーマンと知り合いだと考えている。
父のように死にたくない。
「捜してみるよ、スパイダーマンを」

・グウェンはマックスのことを検索する。ラボの事故を隠そうとする男に追われる。
ピーターとグウェンのキス。
グウェンをエレベーターで逃がすために、ピーターが男たちのジャマをする。
エレベーターの中でグウェンとハリーが会う。
ハリー「君(グウェン)が彼(ピーター)の迷いを正す」

・レイヴンクロフト収容所:異常犯罪者収容所
マックスの実験
「この次はかならず俺を殺せ。さもなくば俺が電気を奪ってやる。街中が俺の世界を知ることになる。パワーのない世界。慈悲のない世界。スパイダーマンのいない世界。そして誰もが俺の存在を知ることになる。」
博士「お前は誰だ?」
「知らぬのか?エレクトロだ」

・ピーターの部屋。ピーターとメイおばさんの会話
ピーター「どうしたの?」
メイ「この壁は?」
「何か隠してるよね。両親の話のたび目を伏せる。本当のことを話してくれない。僕には分かる。おばさん。話して。僕の父親だ」
「あなたの父親よ。なのにあなたをここに置いて消えた」
「真実を」
「両親はあなたをうちに預けた。何も言わず小さな子を置き去りにしたのよ。私たちは懸命に育てた。ベンと私でね。誰があなたの世話をしたの?お父さん?違うわ。私があなたの鼻をふき歯を磨かせ宿題をさせ洗濯をした。私よ!科学も知らないバカな伯母がよ。生活力もなくあなたの学費のために看護学校で学んでる。私1人でどうすればいいの?あなたは立派な父親を夢見てる居もしない人を。イヤよ。何も話さない。あなたは私の子。私はそう思ってる。だから守る」
「僕は息子だよ。僕の親だ。親子だ。ほかに親はいない。本当だ。本当に愛してる。大丈夫。大丈夫だ。メイ。それでも知りたい。」
「分かった。すべてを話すわ。傷つくわよ。葬儀の数日後、国の捜査官が2人やって来た。お父さんがオズボーンとしていた研究はとても貴重で大金で売れる。だからそれを持って消えた裏切り者だって。信じられなかった。彼はみんなを裏切ったと。お金のために。」
「そんな…そんなバカなこと」
「そうよ、私だって信じなかった」
「ありえない」
「私は何度も何度も考えてみた。何を見落としたのか。彼は地味な普通の人で20年間研究用の白衣を着て朝は7時に地下鉄に乗って毎晩6時に帰ってきた。そんな人が…。人は愛する者にも語れない秘密があるのかしら?ピーター」

・スパイダーマンがハリーの元へ
「血液が合わなければ死ぬ」
ハリーは金で交渉をするが、金は要らない。
あなたを守りたい、けれど。
「ごめん」と言って立ち去る。
ハリー「お前はサギ師だ」それを外の壁に張り付いて聞いている。

・ピーターはグウェンの元へ
父さん母さん、ハリーのこと。悩みを話す。”No idea.”
ピーター「唯一分かるのはグウェン」
大切なことを話そうとしたとき、「ミス、ステイシー上に行きます?」と声を掛けられる。
グウェン「すでに遅れていますが、あと少しだけ」
オックスフォードの最終試験前(ちょっと遅刻)だった。ハリーはそれを知らなかった。
グウェン「なんなの?ひとつって?イギリスへ行くわ。私には大切なの。私たちもう違う道にいる。でしょ?きっと違う道へ向かってる。行かなきゃ、もう行く」
「グウェン、幸運を」

・家で
調べて壁に貼ったものをはがす。イラついている。物を投げる。小銭が散らばる。思い出すのはメイおばさんの「朝は7時に地下鉄に乗って毎晩6時に帰ってきた」という言葉。“
ルーズベルト 地下鉄”で検索。廃駅の存在を知る。

・ハリー“投資家の信頼回復のために”処分されたクモを蘇生したい。
秘書が聞いたメンケンと警備主任の話。クモを処分する前にクモの毒を抽出したという話を知る。処分は裁判対策。毒はやがて役に立つ。“特別プロジェクト”と呼ばれる部屋にある。
ハリーは被験者マックスのことを知る。
ハリーの元へメンケンが来る。
ハリー「何をした?」
メンケン「そっちこそ何をした?社員が死んで社長がそれを隠した」
「お前が隠した。そして僕の名前で施設に葬った」
「あの収容所は以上犯罪の改善に尽くしてる」
「人体実験をしてる」
「進歩に踏み石は必要だ。あなたの不正によりあなたを解雇する」
「僕は葬れないぞ」
「すでに半分墓に入ってる。時間の問題だ。恐ろしい死に方をする。父親のように。彼との違いは誰も悲しまない」
メンケンにつかみかかるハリーは警備員たちに取り押さえられる。
メンケン「連れてけ」
ハリー「待て。…出口は知ってる」
班笑いで立ち去るハリー。

・ピーター廃駅「ルーズベルト」へ
改札にコインを入れると、線路に列車が現れる。地面から上がってくる。列車内は実験場だった。
PCにダウンロード完了の文字。
父親(R・パーカー)からのメッセージ。
「ノーマンは外国の軍事組織から資金提供を受ける取引を決めた。その目的は生物化学兵器の開発だ。私が拒否すると私を追い出そうとノーマンは虚偽の証拠をねつ造し、研究の主導権を奪おうとした」

・ハリーはエレクトロの元へ。

・父親(R・パーカー)からのメッセージ。
「だが問題ない。ノーマンの知らないことがある。クモに移植した人間のDNAは私のものだ。つまり私か私の血を継ぐ者がいなければオズコープは研究を継続できない。私はできる限りクモと記録を処分した。だが全部ではない。科学者として私がすべきことはここから完全に姿を消すことだ。だが父親としてもう二度と息子に会えなくなる。息子のピーターより大事なものは何もない。私の宝だ。私には私の創造物とノーマンの脅威から世界を守る責任がある私の研究は常軌を逸しているときっと人は言う。そうだろう。もっと時間が欲しかった。(ピーターが「パパ」と呼ぶ声)。失礼」

・ハリーがエレクトロの鎮静状態をオフにする。
取引。エレクトロが「殺すぞ」と言うが、ハリーは「お前の相手はスパイダーマンだ」と言う。会わせる代わりに、ハリーをオズコープ社へ連れて行くように頼む。裏切られた。
ハリー「奴らはお前の配電網を盗んだ。だったらそれを取り戻せ。オズコープ社は街の電力源だ。それを抑え込む。送電が止まればスパイダーマンが現れる。奴の血を流せ」
エレクトロ「なぜお前を信用できる?」
ハリー「君が必要だ」
「必要?」
「そうだ、君が必要だ。僕が生き残るには君の力が必要だ」
「俺が?」
「そうだ、君が必要だ。必要なんだ。」そこに来た警備たちに取り押さえられながらスタンガンでエレクトロを固定している機会に衝撃を与える。「頼む。僕らは見捨てられた、マックス。君が必要なんだ!」
エレクトロは透明になって警備たちを倒す。
エレクトロ「友達になるか?」
「僕らはすでに友達だ」
「前にいた友達には裏切られた」
「僕もだ」
「“クモ狩り”に行こう」

・ピーターの携帯にグウェンからメッセージ。
オックスフォードに受かった。ピーターの家に行くが留守だった。夏の特別講習のため、今空港に向かっている。「お互いこの後ラクかなと思って…私たち、離れる時が来たんだと思う。愛してないんじゃない。愛してるからよ。さよなら」

・エレクトロとハリーはオズコープ社へ。メンケンと対面
ハリー「どうだ、ひっくり返ったぞ。認めたくないだろうが僕らは素晴らしいコンビだろ。違うか?」
エレクトロ「ああ、そうだ」
ハリー「さあ、魔法使いさん。僕の望みをかなえてくれ。特別プロジェクト室へ」
メンケン「よくも戻ったな。出来そこないのクズのバカタレどもが」
エレクトロがメンケンを気絶させる。
ハリー「悪いね。そんな答えは期待してなかった」口笛
メンケンを起こす。
ハリー「ボーナス・ラウンドだ。さあ、一緒に行こう。(エレクトロに向かって)配電網は好きにしていい」
エレクトロは配電網の中に入る。

・特別プロジェクト室
未来だというそこにはDr.オクトパスの機械みたいなものもある。
ハリーに注射。苦しみ始める。
ハリーが向かったのはゴブリンのスーツ。髪型が変わる。スーツを着ると、“致命傷 治癒 開始”

・渋滞に巻き込まれているグウェンの近くの橋に、スパイダーマンが“I LOVE YOU”とクモの糸で書く。スパイダーマンがグウェンを抱きかかえスイング。
「見た?」
「何を?」
「あれだ」
「あなただったの?読めなかった」
「あれは“愛してる”だ。愛してる。君は間違ってる」
「何が?」
「僕らは違う道にいるって…君が僕の道だ。これからもずっと。離れてる方がいい理由は山ほどある。でも疲れた。考え疲れた。もう決める。僕は君を選ぶ。だから、こうしよう。イギリスへ。君と行く。どこまでも君について行く。死ぬまで君といる。だってイギリスにも犯罪はある。山ほど犯罪が」
「あるわ」
「有名な切り裂きジャックも。まだ捕まってない。本当だ」
キス
停電
ピーター「あれは何だ?」
グウェン「マックス?街中を停電させてる」
「街の停電対策は?非常事態だ」
「発電所は再稼働できる。でも送電線を切られたら終わり」
「ウェブ・シューターは壊される」
「アースは?」
「すべて試した。ゴムも…」
「磁化は?」
「磁化は試してない」
「中2の理科の授業。クギを電池で磁化すれば…」
「電流に耐える」

・グウェンがパトカーと警察官に銅線などを借りて、ウェブ・シューターを磁化する。ピーターは共に行こうとするグウェンの手をパトカーにくっつけて去る。

病院も飛行機も大変

・落雷とスイング。
「俺が見えるか、スパイダーマン。ついに運命の時が来た」
「手遅れだ、スパイダーマン。これは俺が設計した。俺のものを俺が取り返す。俺がすべてを支配する。そして俺は神になる」
「電流くんが神?」

・グウェンがクモの糸を切る。

・スパイダーマンvsエレクトロ
「しっかりしろ、骨と筋肉が痛むだけだ」
スパイダーマンが捕まる。
グウェンが運転するパトカーがエレクトロを轢き飛ばす。
「これはマジだ。ここは危険すぎる」
「勝手に私のことを決めないで。これは私が決めたのよ。私が決めたこと。作戦は?」
「奴はバッテリーと同じだ。バッテリーを過充電すれば?」
「爆発する。自分のパワーで滅ぶってことね。送電線をつなぐからリセットして。僕の合図で電源を入れろ。何があってもだ。行け」
ピーターの前にグウェの父親が現れる。父親の像を破ってエレクトロが攻撃を仕掛ける。
エレクトロ爆発。
飛行機の衝突も免れる。

ピーターの元へグウェンが近づく。
グリーンゴブリン(ハリー)の笑い声。
スパイダーマンの目の前にハリーが飛んでくる。
ハリー「ピーター。“スパイダーマンが頼みを断る”って?本当はお前が断ったんだ」
ピーター「ハリー。何をした?」
「お前のせいだ。友達だったのに俺を裏切った!」
「違う。君を守ろうとした」
「俺を見ろ」
「きっと治る」
「希望を与えるだと?奪いやがって」
「違う、ハリー。」
「俺も奪ってやるぞ」
「逃げろ」
ハリーはグウェンをさらう。
「ハリー、やめろ。これは君じゃない。彼女を下ろせ!」
グウェン「ハリー」
ハリー「ハリーは死んだ」
ピーター「ハリー。これは僕らの戦いだ。彼女を放せ」
ハリー「よし」
ハリーはグウェンを上空から落とすが、ピーターがキャッチする。横になっている二人の元に爆弾。
ピーターvsハリー
時計のネジの上での戦い。グウェンが落ちるのを糸で吊るす。糸が切れ落下。
糸で捕まえるも、グウェンの頭は地面に叩きつけられる。死
「息して、グウェン、大丈夫、グウェン、行かないで、お願い、僕といて、グウェン、いやだ」

・グウェンの葬式
何度も墓へ

・レイヴンクロフト収容所
ハリー「何か進展は?」
謎の男「何人か邪悪な連中の候補がいる。スパイダーマンの消えた今、もはや街は同じではない」
「楽しみだ」
「進展と言えば元気そうだ」
「日による。それで?」
「何人ぐらいを?」
「少ない方がいい。必要なものは皆オズコープに揃ってる」
謎の男の名はフィアーズ
フィアーズがオズコープへ。
ロシア人強盗アレクセイ(終身刑)※冒頭の敵
謎の集団の手引きで脱走。(スパイダーマンの失踪から5か月後)犯罪も増加している。みんながスパイダーマンの復活を願っている。

・家
メイおばさん「残念ね。そのスパイダー男…必要とされてるのに姿を消して」
ピーターは外に行こうとする。
「どこに?」
「食事を終わらせる」
「ピーター、どうするの?」
「分からない」
「聞いて、不思議なの。部屋を片づけようと思って、ベンの物を箱にしまってたら…箱が重くなるほど何かが軽くなった」
「捨てるの?」
「いいえ、まさか。これは私の体の一部よ。ただどこかにちゃんと仕舞っておくの。もう一度よく見て、あとに悔いは残さない」
グウェンの写真
グウェンのスピーチ「こんな明るい日は希望を感じます。しかし暗い日もあるでしょう。とても寂しい日も。そんな日こそ希望が必要です。どんなに辛くてもどんなに悲しくても絶対に希望を捨てないと約束してください。明るく苦しみを乗り越えあなた自身が希望になってほしい。それが大切です。たとえ及ばずともそれが最高の人生です。周りには私たちを育ててくれた人たちがいます。今日でお別れですがここで学んだことはすべて明日に生かされます。自分が何者なのか、何をするべきか…共に4年間を過ごした皆を忘れません」

暴れるロシア人強盗アレクセイ(サイのスーツを着ている)。目の前にスパイダーマンの格好をした子どもが現れる。
そこにスパイダーマン登場。
ピーター「スパイダーマン」
少年「来ると思った」
ピーター「代わりをありがとう。君は勇気がある。あとは任せて。君はママを守れ」
グータッチ。
ピーター「来いよ、俺と戦うか。NY市民と本物のサイに代わって言う。その機械仕掛けの手を上げろ」

「僕は戻ったぞ」
マンホールで戦う。