このレビューはネタバレを含みます
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『アメイジングスパイダーマン2』
ネタバレ感想
グウェン・ステイシーはグリーン・ゴブリンに殺された。
これは原作の話。
『アメイジングスパイダーマン』が公開されることが決定し、ヒロインがグウェンだと知った時からいつかは向き合うことになると思っていた。
しかし、それがまさか今作だったとは、2の公開が決定した時の僕は思いもしなかった。
エレクトロがヴィランとして発表された時、僕は楽しみだった。
あの原作のキャッチーなコスチュームに身をまとったちょっと楽しい電気人間が好きだったから。
ところが公開されたビジュアルはもうただの化け物だった。
なんだこいつは?俺の知ってるエレクトロじゃねえ!
不安だった。
今回は出演しなかったが、MJのキャストが発表されていた。
原作を知ってる人は皆グウェンの事を考えただろう。
不安だった。
そして、デイン・デハーンとともにグリーン・ゴブリンも発表された。
恐怖を感じた。
グウェン・ステイシーは殺されるのか?
不安だった。
上映が始まってからアクションを楽しみつつ、ずーっと、どっちだ?どうするんだ?と考えていた。
途中で、グウェンはイギリス行ってそれで終わりか?とも思った。
でも、ピーターがクライマックスで『僕も一緒に行くよ』と言った時、もうダメかもしれないと思った。
フラグが立った気がした。
スパイダーマンはニューヨークのヒーロー。
他の場所には行けない。
それが呪い。
そして、壮絶なエレクトロとの戦いが終わり安堵しているところに、唐突すぎる終焉は訪れた。
グリーン・ゴブリンの登場だった。
僕は最後の最後の最後の最後の最後までグウェンが生きることを願った。
生きてイギリスに行って、ピーターと別れて、新しい人生を歩んでくれることを願った。
でもダメだった。
衝撃的だった。
まさかヒーロー映画でヒロインを殺してしまうという事が起きるなんて思っても見なかった。
耐えきれず泣いてしまった。
それほどの喪失感を失うほど、アメイジングスパイダーマンという作品においてのグウェン・ステイシーの役割というのは大きかった。
アメイジングスパイダーマンでピーターがグウェンに恋したように、僕もグウェンに恋をしてしまった。
そんなグウェンが死んでしまった。
その時感じた喪失感に僕は耐え切れず涙を流してしまったのだった。
五ヶ月、ピーターはその喪失感に苦しみ、これからも苦しみ続けるのだと思う。
自分がヒーローを続けるべきなのかどうかを。
それでも最後にピーターは言った。
空元気な感じの明るい声で
『ここが僕の居場所だ』
この言葉で僕はまた泣いてしまいそうになった。
でもピーターが乗り越えようとしているのに泣くわけにはいかないとグッと涙を堪えた。
もう公開が決まっている3でついに、MJが出てくるわけだけれど、その時、また恋愛が始まるのを僕は受け入れられるかな?
MJに魅力を感じることは出来るのかな。
答えは分からない。
でも僕は見届けることしかできないんだ。
ピーター・パーカーの人生を。