おたしん

エヴァの告白のおたしんのレビュー・感想・評価

エヴァの告白(2013年製作の映画)
3.1
移民からの娼婦っていう人生。
重いテーマだからもっと重くしてほしかったかも。
劇場とか稽古ってのが違った意味でもっと過酷で過激な環境に放り込まれるのかと思ってしまいました。

美しさってマジで武器。
道は険しくとも気に入られたことによって待遇が悪いわけでもなく。
妹と離れるのも親戚に受け入れられないのも体を売るのも大変なんだけどさ。
お互いに利用しようとしていたのかな。

そこに入ってきたマジシャン。
結局恋愛関係の拗れですか。
いや分かるんだけどこのテーマならそこ強くなくてよかったかな。

幸せな人もたくさんいるけど不幸な人もたくさんいる。
助ける側になれば自分が幸せってことに気付けるのかな。
まあ今回に関してはブルーノが幸せだったとも言えないかも。

"生きてることが悪いことですか"って問いかけが1番キツかった。
信仰もあるから余計にだろうけど誰にだって間違いはあるし更生する権利もある。
周りからの決めつけだけでそんな風になるのは悲しいけどそれが現実ってのも否めないって思いました。


とにかくマリオンコティヤールの演技がすごいです。
ほんとに上手ですよね。
完璧にエヴァでした。
ホアキンもさすがのイカれ男。
ジェレミーも出ててわりと豪華だった。
おたしん

おたしん