これはちょっとダメすぎる。
サスペンスとして成り立ってないっていうか。
これはちょっとネタバレになるが...
「怪しい奴」として出てきたやつが実際怪しい奴のまま終わってるっていうw
普通は裏返しがあるはずなんだが。結局なにがやりたかったのかわからんていう。
"神の視点"で人々の生活を覗く男、っていう文学的な深いテーマ性みたいな方向に持ってけそうな感じもあるんだが、作り手は別にそうするつもりなさそうだし。つまりはエンタメとしても微妙だし、そっちのテーマの方でもブレブレで中途半端。
あと演出が無駄に鈍重。
1時間からラストにかけての40分ぐらいが2時間くらいに感じた。
シャロン・ストーンの魅力がなければマジでもたない映画である。
でも、この時代のこういうエロティック・サスペンス、嫌いになれないんだよな...。