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すべては君に逢えたからのJのレビュー・感想・評価

すべては君に逢えたから(2013年製作の映画)
3.2
日本にとって、どれほどクリスマスが心を震わせる時期なんだということを思い知らされた。恋人や家族と、大切な人と過ごすという意味を強めたこの頃を題材に物語は紡がれる。悪くない。
たいていはネガティブな方向へ進むわけじゃないから、見ていて楽な気持ちになれる。物語は物語と思ってしまう人や、現実はもっと辛いものだ、切ないものだ、虚しいものだ、ともしかしたら思うかもしれないけれど、現実だってより物語になっているような気もするから、ときにこういうオムニバス形式でいくつかの物語がそれぞれの終わりを迎えていくことが、今の自分には心地よかった。
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