グリーンツー

すべては君に逢えたからのグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

すべては君に逢えたから(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

野球やサッカーで言うなら「オールスター」、「なんとか選抜」みたいな感じの作品。目的は「今をときめく俳優達を一気に観る」こと。ストーリーが大味でも、人物設定が薄っぺらでも、そこに突っ込みを入れるのは野暮というもの。

本田翼なんて、全くメインストーリーに絡んでこない。文字通りの「一人芝居」。これほどあからさまな「客寄せパンダ」も珍しい。ショートケーキのイチゴみたいな存在だね。

「阪急電車」や「ニューイヤーズ・イブ」とは似て非なるもの。こちらは絶対面白い。

カップルでクリスマスに楽しむなら無難だと思うけど、来年の今頃には誰もこの作品のことを覚えてないと思う。

とまあ、ここまでは散々悪口めいたことを書いたけど、決してこの作品を「ダメな作品」だと思っているわけではないので誤解なきよう。制作サイドの「意図」は明確だし、目的も間違いなく達成される。映画は「ビジネス」ということを強く感じる作品。