このレビューはネタバレを含みます
何よりロンドンの洗練さ、ダニー・ボイルならではのカットリング、最近はカンバーバッチにおされ気味だが相変わらずセクシーなマカヴォイ。
見事に合致してファンタジーでスリリングで、ちとグロいエンターティメントに仕上がっている。
似ているのはノーラン監督のインセプションかな。
あそこまでSFではないけど、夢の世界や頭の中に埋め込まれた深層心理などを徐々にオープンにしながら核心を目指すところにグイグイ持ってかれる。
ラストまでオシャレで非のつけようがありません。
あっ、でも無関係な人が殺されるのは嫌いな私だから、巻き込まれてしまった女性に対して、あんなひどい仕打ちしなくてもいいのにとは思ってしまった。
観終わった後、劇場を出ようとしたら、まだトランス状態から抜けられないオッサンがピクリとも動いてませんでした(笑)