TAKーKUN

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのTAKーKUNのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルのスパイ大作戦が大好きだった私は、1作目から好きじゃなかった。というのは、スパイ大作戦は不可能な任務を変装の名人やメカニックの天才など、頭脳やチームワークを使ってクリアするものだったから。対してミッション・インポッシブルはチームこそ組むものの、イーサン=トムの能力値がずば抜けてるため、ほぼパワープレイ、悪くいうとご都合主義で何とかしてしまう、それが嫌いであった。
ケレン味たっぷりのM:i2やビルを生身で昇るスリル満点のゴースト・プロトコルなど、まあそこそこ楽しんでは来たけれど、クリストファー・マッカリーが監督するようになって、現チームかー固定になってからはマンネリ化し、設定も無理かあるものになった。

そこにきて本作。無駄に長い。160分あまり使って中身スカスカ。しかも、これで終わらない。
いくら、同じスパイものである007が尺が長くなってきてるとはいえ、2.5時間はやり過ぎ。
実際見てみると、アクションはハデとはいえ、どこかで見たことのあるものばかり。聞くところによるとMiシリーズのみならず、歴代でも最高額の製作費をかけてるそうだが、こうも脚本がクスだとドブに捨ててるようなもの。
特にラストの列車を止めてからの1台ずつ車両が落ちるシーンはストーリーと一切関係なく、ただただ長くしてるだけ。うちらは、どうせ助かるのはわかってるわけだから(Part2があるからね)無駄なワチャワチャを見せられるだけ。これが、まだガジェットのある道具を使って危機を脱していくなら、まだ見られるんだけどね。

許せないのは列車に乗る前から始まってる。敵に見つからないて列車に乗るにはカーブで減速したタイミングでささっと乗る。作戦の予想動画を挟むのは失敗するフラグなのはいいとして、スピードゆるめなくてカーブまで来たら曲がりきれなくて脱線するんじゃね?
そもそも、カーブで減速しなくてもパリス姉ちゃんは普通に乗ってるよね。なーーんや、それ

さらに本作で最もムカついたのは、ガブリエルが列車の減速を防ぐために機関士を殺すでしょ。それをその屍体を汽笛代わりにクビくくるせるところ。まあ、百歩譲ってガブリエルの残忍さを表すために括り付けるとこまでは許そう。その後にもう一度見せる必要ある???悪趣味にもほどがあるだろ。そんな余計なことするとストーリーへの集中力がそがれるのよね。

まえ、そんなかんなで続編に続くわけだけど、どうでもいいや。制作に紆余曲折ありすぎて、まさに死んだ記録になってるんだから。ずっと沈んでれば良かったのに。
TAKーKUN

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