8さん

レッド・ドーンの8さんのレビュー・感想・評価

レッド・ドーン(2012年製作の映画)
3.3
アメリカ全土が北朝鮮に侵略を受け占領されてしまい、生き残った若者達が戦場と化した街で立ち上がるサバイバルアクション作品。

アメリカのある町に帰省した海兵隊員のジェド。突如起こった振動と爆音により異常な事態である事を悟る。一緒にいた弟のマットを連れ直ぐに車で脱出。

逃げる途中警官である父親と遭遇するが、警官である正義感と職務故に別々の行動を取ることに…。

この絶対あり得ない設定に何を求めるのか?生活水準の格差激しく国民の食料すらまともに確保出来ないあの国に、広大なアメリカ大陸を占領するなど皆無だと思いますが、そこは心を寛大な心でお願いします。

作品では北朝鮮のバックにロシアが絡んでおり、作品のリアリティーが(ちょっとだけ)増しています。

反旗を掲げるレジスタンスのウルヴァリンズ。大切な友人や家族を殺され怒りは頂点に達しています。

B級作品ながらも、派手な爆破シーンやリアルを追求した銃撃戦の描写には、手に汗握るものがありますよ。

兄のジェドを演じていたクリス・ヘムズワースの面倒見が良く頼り甲斐のある兄貴は、安心して観てられました。

終盤の展開にびっくりしましたが、シリアスな作品の合間にちょっとひと息つくには持ってこいの作品なのではないかと思います。
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