大統領の料理人のako4uのレビュー・感想・評価

これといったストーリーのない中で 人の心の機微を丹念に描いていく、フランスらしいやり方の映画だなぁって

食べるって 命や人生に 直結
料理は 人の心を繋ぎ得る

夜のキッチンに たった1人 トリュフを見に訪ねてくる 大統領
彼に 何も言わずトリュフのトーストをつくる ラボリ
具体的な会話はさほどしていないけれど、たったそれだけのことで、2人が 広い宮廷の中でどんなに たった2人ぼっちの同志だったのか、描いてみせている
素敵なシーンだ

ラストのほうで、みんなに唄ってもらうシーンも 好き