真夜中

キャプテン・フィリップスの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

固唾を飲んで見守る134分。
目を見張るフィリップス船長の有能さ。危険地帯を通ると知るや、セキュリティの強化や演習に念をいれ、いざ緊急事態が起こっても的確な判断で回避しようとする冷静さ。
無線を傍受されていることを想定して一人芝居をうち、相手を撹乱させる機転。
さらにクルーたちを守るための陽動や会話を引き延ばす時間稼ぎ、相手の自尊心をくすぐり説得にかかる話術などなど、
「フィリップス船長ならなんとかしてくる」と思わせてくれるだけの頼もしさに溢れています。
しかし相手は百戦錬磨の海賊。一筋縄じゃあいかない。自分が人質となり、船とクルーたちを守ることを選ぶ男気をみせるも、さすがの船長も疲弊し心が折れそうに・・・。
そんな中、船長がこっそりボールペンを・・・反撃か?反撃するのか?
え、「親愛なる家族へ・・・」(涙腺崩壊)。
こんな壮絶な体験をしたフィリップス船長だが、1年後には海に戻っているという。
しかも「反対したのに危険地帯を通った」として船員から訴えられてるらしい。
現実はシビアだわ。
真夜中

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