超空間コベ

イップ・マン 最終章の超空間コベのレビュー・感想・評価

イップ・マン 最終章(2013年製作の映画)
4.0
「武術で大事なのは人徳だ」

―――カッコイイ!カッコ良すぎるぜ、アンソニー・ウォン…!
これは是非、『人肉饅頭』や『エボラ・シンドローム』の後に続けて“すぐに”ご覧頂きたい。
同じ監督&主演で、ここまで違う作品が撮れるのかと、感心を通り越して感動してしまう。☆

「バカには教えん。貧し過ぎるのも教えられん」
とか率直だったり、
美人の奥さんと布団でイチャイチャしたり、
その奥さんを亡くしたショックで混乱してぶっ倒れたり…。
アンソニー版イップマンは、等身大で人間臭い所もあり、好感が持てた。

その一方で、
「看板を出せば商売になる。武術は金では買えないんだ」
と、景気が低迷する香港において、なお自身を貫くが、
「武術が出来ても、友達を助けられん」
と嘆いたり、胃の患いもありと、苦しみも抱えている。

そしてカンフー映画である以上、やはり見所はアクション!
白鶴拳の師匠との手合わせや、クライマックスの九龍城での大立ち回りなど、
「これが本当にあの『人肉』や『エボラ』のアイツなのか…!?スゲエじゃねぇか!!」
と思わざるを得ない。☆

しかし個人的にはアクション以上に、あの“田舎娘”と過ごしていた時間が、とても心に残っている。
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