チェンかもしれない

誘拐のチェンかもしれないのレビュー・感想・評価

誘拐(1997年製作の映画)
4.5
8月10日が渡哲也さんの命日ということで。

「誰でも1度、人間は死に物狂いの嘘をつく…」
このキャッチコピー 前半は?なんですが最後の最後に納得 あまりスコア高くない作品ですがめちゃくちゃ面白い!
渡哲也主演ですがレイバンをかけるわけでも無ければ、レミントンももちません だけど演技派渡哲也が観れてとても満足 よく出来たサスペンスだと思いました!

いきなり劇場型犯罪の誘拐が発生 東京中を身代金を抱えテレビ中継されながら走り回るシーンは迫力満点 97年って邦画ももう落ちこぼれてきたくらいですよね その時でこんなロケーションできたなんて凄いと思う 日本映画撮影監督協会が全面協力しているのでヘリコプターを使った大規模な撮影も出来たそうな

打って変わって誘拐の理由が公害問題と判明してから画は地味になるものの渡さんの演技力で魅せてくれます やっぱり偉大な俳優さんですよ

俺の中で渡さんは1番好きな俳優さんなんです 世代ではないですが小さい時から親父に西部警察、大都会など見せられすっかり虜になってましたね
裕次郎が亡くなったあと石原プロは閉めてくれと裕ちゃんに言われてたし石原プロを辞めて俳優活動ももっと出来たはずだけど男を貫いたので多くはない歳を重ねた渡さんの演技を堪能出来る作品です

3年前の8月10日 旅行で泊まってた「東映ホテル」でニュースを聞きました 初めて他人が亡くなって涙が出ましたね 親父も泣いてました 死ぬまでに会ってみたかったなあ
渡さんの自伝「流れゆくままに」是非手に取ってみてほしいです!

正直アメリカ帰りの刑事って設定はいらないと思いますが笑 とっても好きな作品です