本来なら記念すべき1000本目で、私の中では、あの作品、この作品と考えてました。
けど、どちらかと言えばマイナー指向の私としては。
大東亜戦争終結の5か月後、新潟の佐渡にある小さな島に、イギリスの飛行機が不時着。
半年前まで「鬼畜米兵」を信じていた島民と、戦勝国ながらかつての敵国に飛び込んでしまった英国の人々。
お互いのコミュニケーションの取り方と、各自の感情の起伏が面白かったです。
この作品の面白い所は、主要キャストが「東京乾電池」のメンバーで固められていて、演技がしっかりしていて、私の世代にはアイドルだった「洞口依子」「芳本美代子」「中村久美」が皆さんおばちゃん役で。なかでも洞口依子が仏前で号泣するシーンで、鼻水ズルズルまで見せるシーンには鳥肌が立ちました。
全体的にはホームドラマのムードですが、窪田正孝演ずる傷痍軍人がピリリと闇の部分を醸し出して引き締めてました。
ひとつだけ惜しいことが、
英国側のキャストですが、テレビの再現シーンによく見かける外国俳優さんで、日本側のキャストの演技に対して少し物足りなさが。