この事件はホントに謎に満ちている。TVのドキュメンタリーで何度かやってるのだけでも相当面白いのだが、未解決事件を扱うとその物語の結末が問われるので、題材としてはハードルが高かろう。
雪山の遭難劇が雪男やUFO、ソ連軍など様々な噂を配合してハイブリッド都市伝説と化しているだけに、どう結論付けるのかが鍵。
その点ラストのオチは悪くない。
オカルトファンしか喜ばないであろうエルドリッジネタに万歳である。
ブレアウィッチ的な擬似ドキュメンタリー路線は途中までかなりいいのだが、POVに徹するにはキビしいモノが出てきてしまう。
クオリティの低いCGモンスターがぴょんぴょん飛び跳ねてアーケードゲームの画面みたいな残念な、というか最悪な展開は賛否両論だろう。
でもその酷さがホラー映画の真骨頂。素晴らしいクソ映画だった。
監督てヒットメーカーのレニー・ハーリンなの?
ヘラクレスの前に土つけていたのね。逆にヘラクレスも見たくなった。