ひょっとしたらB球界のスーパースターになるんじゃないか？と大きなポテンシャルを感じるジム・ホスキング監督の長編デビュー作です。さすが、『ドカベン』の岩鬼なみの悪球打ちで定評のあるりょーこさん案件です！！！😂😂😂（毎度、ありがとうございます）

ジム・ホスキング監督は確信犯なんですよ。狙ってB級を作ってる。デヴィッド・リンチ監督とかクエンティン・タランティーノ監督はB級を愛しつつも、出来上がる作品はA級じゃないですか。ジム・ホスキング監督は違うんですよ。B級を愛し、B級を狙って作る。日本だと井口昇監督なんてそうですよね。

ワザとB級映画を作る場合って、ワザとらしさが鼻につく場合もある。その「ワザとらしさ」を感じさせずにエンターテイメントに昇華する。これってなかなか高度な技ですよ。

さて、内容ですが、これもヒドイ😂😂😂

父子二人暮らしの家庭の話です。父のチ○コはやたらとデカイ。息子のチ○コはやたらと小さい。二人は街のディスコツアーで生計を立てています。このレコード屋ではクール＆ザ・ギャングの「クール」が働いていたとか、アース・ウィンド＆ファイヤの二人が下宿してたとか。そのツアーに参加していた女性を父子で奪い合います（どうでもいい😂）。

一方でギトギト・モンスター（Greasy Strangler）による連続殺人事件が発生します。果たしてギトギト・モンスターは誰なのか（どうでもいい😂）？という話です。

話自体はどうでもいいんですよ。マジで、どうでもよい！ちょいちょい入れてくるシュールな笑いのポイントが気になりすぎる！

「チップって何でできてるんだっけ？」
「ポルト」
「は？なに？よく聞こえなかったんだけど」
「ポルト」
「え？もう少しゆっくり言ってくれない？」
「ポルト」

もういいから！ポテトだから！😂😂😂

息子が父親の部屋に侵入。ノートを見つける。ノートにはたくさんの落書きが。オッパイとチ○コ。ひたすら、オッパイとチ○コ。子供か！

これ以外にもひたすら変な笑いポイントがあります。ラストもシュールでいいんですよねえ。ええ？そういう展開？っていうか、なにこのラスト？単なるB級ではなく、一筋縄では行かない。

なお、ジム・ホスキング監督は元々MTVで働いていて、CMディレクターに転身した人です。CMを作りつつも短編映画を作り、この作品で長編デビューをしました。手がけたCMなどは監督のホームページで観ることができます。日本は変なCMで世界的に有名ですが、この監督が作るCMもかなりヘンテコで面白いですよ。

http://www.jimhosking.com/films.html

クリスマスにはポテトをどうぞw

ナマニクさんのイベントで取り上げられていたこちら！
通称ポテト(私が言ってるだけですがw)
イブにビデマさんで買ってきましたよー♪
わざわざアメリカから取り寄せて頂きました～ありがたやー!!!

とにかくまともなキャラクタが1人もいない！
どいつもこいつも全裸かパンイチ(笑)
へんてこなBGMと、モザイク一切無しのアレやコレやで、もうクリスマス気分なんて吹っ飛びました♪
あぁ楽しい!!!



アメリカの田舎町。

メタボ駄目中年童貞ブレイダンは、ナニがやたらとデカイ汚い仙人みたいな親父ロニーと2人暮らし。
毎朝パンツ一丁で脂ギトギトのご飯を作るが、ギトギトが足りねー!!!と怒鳴られる毎日だ。

普段はお揃いのピンクのセーターと短パンで、ディスコ名所ツアーをしている2人。
ある日、ブレイダンはお客のジャネットと恋に落ちた。
真剣な交際をしたいと望むが、ロニーは自分を捨てるのか！と拗ねる。

同じ頃、町では"The Greasy Strangler=脂ギトギト絞殺魔"による殺人事件が起きていて………



真面目に言うなら、親離れ子離れのお話です。
はい、真面目パート終了！！

もう、とにかくおかしな展開にびっくりしっ放しの今作☆
なんで老若男女揃ってパンイチばっかりなんだよw
脂ギトギトにも程がある‼
「Free drinks」の応酬が長い(笑)
「Hootie-tootie disco cutie」1週間は回るフレーズだぞ…
ポテト可愛い！！

はい、何言ってるのかサッパリだと思いますが、もうこれは観て頂くしかない世界観なのですよw
みんな観て！で、語りましょう！！

で、ちょいとネタバレですが、まぁまんまなのでバラしてしまうと…
ロニー=殺人鬼です。
ギットギトの脂を纏って殺人を犯し、洗車場でベチベチされながら「うわぁー」って綺麗にしてもらうんですよ(笑)
もうそれが何度もあるんですが、毎回笑える最高のシーン♪

ジョン・ウォーターズ先生『ピンクフラミンゴ』並みに、汚いこと全部詰め込んだ、これぞ宝石箱やぁ～☆という本当に酷い最高の作品！

あ、ポテトの件は開始10分辺り♪
ポテトチップスって何から出来てるの？な会話の流れで登場します。

絶対日本に来ない作品と思われますが、これは是非観て頂きたい傑作ブラックコメディでした～！

キチガイ親子のオヤジは夜になると全身に油を塗りたぐって殺しまくる殺人鬼で息子は作家を夢見る鬱で、そこに現れる太った女性を二人で取り合いながらも、結局は二人でぶち殺して森に帰っていく。
オフビートでシュールでダウナーな『バス男』な作りとトッド・ソロンズみたいな社会的露悪だが、その7倍は極悪で下品。
カラッと揚げた目ん玉を食べたり、切り落とした首を蹴飛ばしたり、アナルを舐めたり、銃殺されて頭パカーンで紙吹雪とシャンパンの幻影。こう書いていると『稲中』ぽさもあるな、古谷実の表(笑い)裏(残酷)を合わせて煮詰めた感じは褒め過ぎか。
しつこくてギドギドで恥知らずの変態で、この世界と付き合い続けるのも嫌になるが、都内で特集上映されるのは洒落た小粋な作品ばかりだし、字幕配信なんて一生なさそうなので遂に見てしまった。
山野一や青山正明が潜んでいそうなドープな文化(サブカル)から離れたいのに、同じような地平に生まれた、こういった「奇形」な表現には未だ夢中になってしまう己の幼稚さに呆れたりもする。