『ブランカニエベス』
スペイン語で『白雪』
そう、これは『白雪姫』
しかもまさかのサイレント
そして白黒
もちろんセリフはありません。挿入字幕だけ。でもモノクロの映像はすげえ綺麗。それもそのはず2012年の作品だからね。サイレントを観賞する際、荒い映像を覚悟しながら観ていたから、この映画の綺麗なモノクロ映像と挿入字幕の違和感がすごい。
この作品、2013年のゴヤ賞(作品賞)を受賞しています
ゴヤ賞はスペインのアカデミー賞。監督はパブロ・ベルヘル。この作品はアベル・ガンスへのリスペクトなんだとか。
アベル・ガンスといえばフランスの映画監督で「ヨーロッパのグリフィス」と呼ばれたお方。巨匠ですね。
アベル・ガンスの有名な作品に上映時間12時間を越える超大作『ナポレオン』(1927)というのがあるのですが、これ、いつか観てみたいような観てみたくないような、そんな気がしています。
カルメン・シータ
なにこれ開始20分で泣けるんだけど…
フラメンコ
手拍子
情熱のリズム
ああなんてこった
継母がひどい
ひどすぎる
なんという悪
ペペをペペって…
ペペーーーーー!!!
( TДT)
となります。
白雪姫は森の中で7人の(?)小人たちと出会うのですが、さすが、血は争えません。白雪姫は闘牛士の道を歩むのです。だってほら、ここ、スペインだし…
うん。なかなか楽しい
やがて白雪姫は、まさかの再会がもたらす混乱と期待と悪意と嫉妬が渦巻く大舞台へと歩を進めていくことになるのです…
楽しい
ちゃんと毒林檎も出てくるから安心しました。鏡よ鏡よ…って鏡はアレなのかなもしかして?まあいっか。
そう、ここまでは楽しかった
しかしここからの急展開が予想外
ひどい
この展開はひどすぎる
白雪姫~!!!!
(TДT)
ないわ~
このアレンジはないわ~
モノクロの持つ美しさ、ドキっとする構図、感情的な映像表現がたまらなく良かっただけに、この観賞後の後味の悪さが際立ってました。ん~、残念。