過去のルパン作品およびルパン三世というイイ男にリスペクトを捧げた番外編という感じ。
絵がキラキラして綺麗。
あの男たち（＆不二子ちゃん）に憧れる気持ち、だけど平凡でしょぼい自分の世界。そういう微妙なやるせなさだとかをまさか公式にルパン三世をタイトルにした作品で観ることになるとは、なんだか新鮮。
中野区あたりを中心に暴れているというもったいなさ（笑）や、普段ならルパンファミリーが相手にしないような敵や事件であるところに違和感を覚えないでもないけど、こうした懐の深さもいまやルパン作品の魅力でもあるのかなと思う。
時系列を少し入れ替えながら人物の心情を描くあたりは雰囲気があって良いと思うのだけど、ラスト付近はそのためにテンポが崩れてしまっている部分があるのでちょっと残念。
