ルパン三世 GREEN vs REDの作品情報・感想・評価

ルパン三世 GREEN vs RED2008年製作の映画)

製作国:

上映時間:70分

3.1

「ルパン三世 GREEN vs RED」に投稿された感想・評価

Kuma

Kumaの感想・評価

1.5
あらすじを読んで、ルパンの名を騙った偽物が現れて本物がピンチに陥る…みたいな話かと思ったら、自分に自信がなく、ルパンに成り変わる事で己の存在価値を見出そうとする男を主人公に、ルパンという存在を通じて男とは何かを描いた、なんだかルパンの二次創作・同人誌みたいな話だった。

日本の行く末を風刺したような舞台設定もその雰囲気を助長している。日本が憲法9条を改正し軍隊及び核の保有国になったら、という設定が先にあって、そこにルパンの設定をねじ込んだように見えた。

とりあえず他の長編ルパン作品にある痛快さは、この作品にはない。

本物のルパンや一味はほとんど出てこず、ほぼ偽物ルパンの男の話が中心。彼の話もかなり断片的に語られる為に分かり辛い。更に顔が同じ別の偽物ルパンが複数人出てくるから視覚的にややこしいし、話が唐突に展開し理解が追っつく前に切り替わってしまう等、プロット的にもだいぶ難がある。

どんな話にしたいのか、みたいなのはなんとなく理解できるんだけども。俺がルパンに求めてるのはこういうのじゃないんだな…。

あと、図らずも主人公の偽物ルパンの声がラーメンズの片桐さんだったのに驚き。
おとう

おとうの感想・評価

3.5
今まで観たルパン映画の中で最も観る層が限定されている気がします。間違いなく子供向けではありませんし、ルパン三世シリーズに疎い人(私を含め)にとっては?なシーンがちょいちょいあります。時間軸もややこしいですし、政治色が強いのもこの映画が難解になっている要因のひとつです。

知識なしで1回目→wikiや考察ブログ→2回目

この流れで観た人はきっと私だけではないはずです(笑)
しかしまあ、ルパン三世シリーズは5、6作品しか観たことない私でもちょいちょい「おっ」となるシーンはありますので、そういった気づきを探しながら観るのも楽しいと思います。

色んな主張が強く、アクの濃いルパン三世ですが、ハマればきっと楽しめる映画です。
ルパン三世とは何か?について考えさせられる。

冒頭に歴代ルパンがカットインして
ワクワク感が高まります。
この演出がすきですわ。
そして流れるしぶいいつものエンディング曲。
郷愁ある気持ちが否応なしに高まります。

初め、ルパンの声が栗田貫一のいつもの高い声色ではなかったので
「んん?」となりましたが、シナリオが進んで納得です。

ラストの中野サンプラザの屋上で車でバトルシーンが
ケレンミありすぎて面白いです。
あんなシーン、アニメーター冥利に尽きるよなぁ。

シナリオ面でいえば
グリーンジャケットのルパンは宮崎駿が考えたものであるし、
宮崎駿の否定を暗喩してるのかな?と穿った感想が漏れました。

典型的なルパン作品ではありませんが、
「ルパンとはなにか?」について一番言及した作品なのではないでしょうか。
押井守版ルパン三世も見たかった。
主人公の偽ルパンの声がラーメンズの片桐仁氏で良い。ゲストヒロインの声は平野綾で良い。落ち着いた感じの声もいいよねハルヒかわいい。

日本各地にルパン三世が出現する が、どのルパン三世も見た目は誰もがよく知るルパン三世なのだが、どこかが違う。盗むものもなんだか浪漫がない。

本物のルパン三世はどこにいったのか。

偽ルパンの一人、ヤスオはひょんなことから本物の次元大介と組んで仕事をすることになる。

という、表面的な違和感からルパン三世という存在に対する観念的なメタ視点に移行していく。

ストーリー自体は長編らしいエンタメだが、構成が非常に読み取りづらい。長編ルパン三世の∀ガンダム的存在だと勝手に確信してます。あらゆる黒歴史を包括して許したっていうそんな感じ。こういう小難しい話が好き!
「ルパン三世とは何か?」
それをテーマにしたのが今作です。

始めのこれまでも数多くあった『ルパン三世』シリーズのルパンはそれぞれが別人という設定がとても面白い。いろいろなタッチのルパンが出る所は盛り上がりました。

しかし、終わりに近づくにつれ理屈っぽくなってしまいました。これも悪くはないですが、いつもの様なルパンを期待しているとその期待に添えません。
Tutu

Tutuの感想・評価

3.0
世界中で暗躍するルパン三世は,背格好も顔さえも微妙に違う別人の集まりだった。その中には,能力が伴わないばかりに何とコンビニで万引きをはたらく者まで現れる始末。「自分」の体たらくに怒ったルパンたちは東京に集結するが,彼(ら)はそこで警察による一斉検挙に合ってしまう。
一方,毎日を無為に過ごしていたある日,スリで巻き上げた赤い袋の中にワルサーP38を見つけたヤスオは緑ジャケットのルパンとして活動を始めるが,軍事組織ナイトホークスが持つお宝「アイスキューブ」を巡って赤ジャケットのルパンと対峙することとなる。「本物のルパン」の座を賭けたヤスオ(ルパン)VSルパン(ルパン)の結末は。

「いつもの」ルパンとは明らかに一線を画す,非常に実験的な作風。一応,お宝を巡る登場人物たちの攻防という本シリーズの基本的な要素を踏襲してはいるものの,そのストーリーは本作にとっての単なる添え物に過ぎない。ルパンとは何かという,存在そのものを問う思想的作品。

ルパン三世という神出鬼没な存在に対する一つの答えとして「たくさんいるから」という大分思い切った設定を提示するのと同時に,国民的アニメの主役のくせに「アルセーヌ・ルパンの孫」ということ以外に出自が明示されないミステリアスさを活かしてルパンの存在そのものを問うという,本作のような実験的な作品が生まれるのは,おそらくこのシリーズにとっての必然であったと言える。サザエさんやドラえもんでは身元が割れすぎていて,こういうのは出来ない。

こうやって強調されてみて初めて,ルパンって随分概念的な存在なんだな,ということに思い当たる。というより,概念的に本シリーズを見れば,ルパンの存在=美学,と言い直してもいいかもしれない。つまりは最後まで美学を貫き通せる存在こそがルパンである,というような。

非常に多くのフォロワーがいる作品なので,原作者が作った土台に,数多くの人間が「理想のルパン像」という美学をベタベタと貼り付けていった結果,ルパンという存在は肥大化すると同時にあらゆる種類に細分化され分散化するという,随分と矛盾を孕んだ状況になっていく。大きくなりすぎた数多のルパンはある時は自己を肯定し合ったり,否定し合ったりし始める。
そんな混沌状態にまで進化した作品において,必ず現れる表現方法だな,と本作を観て思う。ルパンという作品群の現状説明という意味合いで鑑賞した側面も強いけど,これまでのシリーズに強くマンネリを感じていた僕としては,本作で提示する「ルパンらしさ」さえ貫いてさえいればもっと何でもできるシリーズなんだという,以降の作品に期待を持たせてくれるような作品でもあったような気がする。

本作はしばしば難解だと評される。こういう作品を観るといつも思うことだけど,概念的なお話を無理やり理解の範疇に置こうとする行為は,本作に沿って言えば「誰が本物のルパンなのか」を無理やり決めようとする行為に近い気がして,僕の思う美学とはちょっと相容れないように思う。ふわふわした表現ではあれど本作はちゃんとルパンという存在を説明してくれているので,僕は理解するよりも,ふわふわした言葉をそのまま受け止めることにした。考えることの放棄でもあるかもしれないけど。
まぁ普通のルパンシリーズとしては見れない。多くの人が望むあの痛快劇はここにはないので、それを期待してみると低評価の嵐となる。

ただ、映画としてはそこそこ面白い。メタ発言メタ発言や独自の設定でルパンを観客にグッと近づけようとする意図は感じるし、捻くれてはいるが監督のルパンへの愛は感じる。

ただ、やってやろう感だけで詰めがやや甘いのが気になる。
あおき

あおきの感想・評価

1.5
仕事しながら観たらすごく仕事に集中できた。
LUKE

LUKEの感想・評価

3.5
今まで見たルパンの中で一番わけわがわからない。ルパン出すぎなのとみんな声違うからすぐわかるだろと突っ込みながら見ていた。ギャグなのかシリアスなのかわからないし、目的もよくわからなかった。ラストもよくわからず、よくわからないまま終わってしまった。終始よくわからない。
本当によくわからないと言う言葉しか出ない。よくわからないと言う言葉が一番似合う作品かもしれない。
よくわからない…。
ちゃん

ちゃんの感想・評価

3.3
前に見たやつ。ルパンシリーズの中では結構異色
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