地球外生命体

ルノワール 陽だまりの裸婦の地球外生命体のレビュー・感想・評価

3.2
印象派を代表する画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールの晩年を描いたドラマ。

南仏コート・ダジュールを舞台に、自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、後に仏映画界の巨匠となる息子ジャン・ルノワール、そして、父子2人のミューズとなったモデルのアンドレ(カトリーヌ・ヘスリング/カトリーヌ・エスラン)が織りなすドラマや、画家ルノワールの最高傑作『浴女たち』誕生に秘められた真実を描き出していく。

ルノワールのひ孫で、写真家としても活躍するジャック・ルノワールが執筆した画家ルノワールの伝記小説が原作。ウォン・カーウァイ監督作品などで知られるリー・ピンビンが撮影を担当。

2014年・第86回アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表作品。

1915年、フランス南部の保養地コート・ダジュール。人生の晩年を迎えた老画家のルノワールは、病に侵されて車椅子での生活を余儀なくされ、絵筆を持つことも思うようにならない、失意の日々を送っていた。そんなある日、モデル志願の若く美しい娘アンドレが不意に現われ、創作意欲を取り戻した彼は、新たな裸婦画の製作に取りかかる。そこへ戦地で負傷した次男のジャンが療養のために復員し、アンドレと恋に落ちるのだが……。
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