おそばマニア

ネゴシエーターのおそばマニアのレビュー・感想・評価

ネゴシエーター(1997年製作の映画)
2.2
たしか『ストーリーメーカー』だったか、大塚英志の本で刑事物のプロットの典型例が紹介されていたのを思い出した。この映画はまさにそれで、王道であり陳腐でもある。作品というより製品。プロの皆様がそれぞれきちんとやることやったらこうなったっていう。こういう映画って、爆発とか車の横転を繰り返すだけの映像になっちゃわないよう、テーマに話を収束させないといけないはずなんだけど、終盤が近付くにつれ失速していっちゃった。一所懸命がんばってるのはわかるけど、カーチェイスが長すぎ。遅いし。アメ車のドリフトなんてモタモタしすぎてとても見てられない。あと、家でサイコ野郎に襲われたヒロインがニコニコしてレストランで食事してるのは変。レストランも、高級レストランなのになぜか大量に店員がいて、みんな揃ってシャレにならないダサさのエプロンつけてるし。
でもまあ概ね、きちんとつくってるなと思って感心はして観た。