今さら観た。
最後まで飽きさせない物語の牽引力と圧巻のアニメーション、楽曲の素晴らしさ、あれだけ流行ったのもむべなるかなという感じだ。とっても面白かった。
物語の決着も白馬に乗った王子様のキスでハッピーエンド！じゃないのが今っぽい。
(そういう古典的なロマンティック展開も嫌いじゃないけど)
ただ、私はアナのことを100%好きにはどうしてもなれない。
彼女の奔放な振る舞いは魅力的だけど、軽率さとも紙一重なあの性格が姉を苦しめて来たのは事実だ。
今まで妹のため国のために自己否定を繰り返して色んなことを我慢してきた姉の壮絶な努力…。エルサの苦悩や葛藤をアナが本当に理解する日は来ないと思う。
だから、私はラストよりもエルサがLet it goをあの局面であの表情で高らかに歌い上げるシーンで泣いた。どんな気持ちで歌ったのかと思うともう…
ひとりぼっちになったけど全てから解き放たれた解放感。悲しさと快感が同時に押し寄せて身震いする感じ。たまらない。まあ私が長女だからエルサに肩入れしがちってのもある。
あとどうでもいいけどクリストフはオーウェン・ウィルソンにしか見えません。
