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るろうに剣心 京都大火編のmanamiのレビュー・感想・評価

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)
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実写化が決まる前から「この役は自分が演じるべきだ」と感じていたと、神木隆之介がどこかで話してたような記憶あり。そういう自信を持っても当たり前なほどに、まんま瀬田宗次郎。縮地ぐらい本当にできそうだもんね、神木くんなら。
佐藤健も安定のハマり役だし、ちょっと前、彼ら二人とワンオクのニュースを知った時には「るろ剣じゃん」と思ったものよ。
話が逸れましたが、私が考える『るろうに剣心』実写版2010年代3部作一番の問題作はこちらです。
まずは原作を読んだことがある人なら誰もが皆感じるであろう「十本刀の扱い雑すぎ問題」。これは彼らが不憫で泣けるレベル、なんでこうなったんだか甚だ不思議。
そして原作屈指の人気キャラである蒼紫様を、「粘着質勘違い八つ当たりサイコパス」に落ちぶれさせちゃってるのも大問題よね。
CGもなぜか所々おかしくない?全体的には素晴らしいんだけど、その分粗が目立つ。雨の中船を追いかけるあたりとか、コラ画像みたいになってますけど。
何回も観た作品なのにああだこうだ言って申し訳ない、でもあと一点。薫殿に発破をかけるシーンでの恵さんの言葉、原作で私が好きなのあるんだけど、今作では削られてたからこれもマイナスポイント。
もう今作で一番良かったとこはさ、あの師匠が登場したとこよね。初鑑賞時に映画館で、あやうく声を上げそうになったの覚えてるものね。

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