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クリーチャーズ 異次元からの侵略者の堊のレビュー・感想・評価

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ほとんど『サーチャーズ2.0』のテンションながらこれまでみた映画のなかで『チェンソーマン』に一番近い映画だと思った。投げやりなスケール感と製作者のやりたいことが漏れ出てくる感じは『ファイアパンチ』の終盤っぽくもあった(怒られそう)。
薬物中毒者と零時能力者とエイリアンが出てくるから日常の怪現象がその3ケースに分類されていくのが本当に面白かった。しゃべる犬、天国ラジオ、ラクダのホロコースト…。全部絶妙にわけがわかる程度にわからない。ホットドッグ電話はもちろん最高に楽しい。「核戦争を起こして、地下に封印したい」。はちゃめちゃな発想と飛躍がほんと楽しい。『デモンズ95』ほどの覇気もないけれど、死体に火をつけて燃やしてたので嬉しかった。
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