けーはち

アルティメット・アベンジャーズ2:ブラック・パンサー・ライジングのけーはちのレビュー・感想・評価

3.3
Amazon プライムビデオにて。実写映画『アベンジャーズ』の直系の原作ともいうべきマーベル・コミック『アルティメッツ』のアニメ化であるが、だいたい実写映画に輪をかけてキャラクターがアルティメット明瞭にクレイジーで、アルティメット内紛ドロドロでグダグダしていて、実写映画の方がよほどセンシティヴな人間ドラマになっているのがよく分かる。極めつけはヘル・クライザーというナチスの残党にして正体はチタウリ(宇宙人)の司令官で無敵の再生能力を持つアルティメット激ヤバのヴィランで、まあインフィニティ・サノスが最強なのは論を俟たないが、どんなにバラバラにしても死なないというのは別のベクトルで超絶最強。本作でブラックパンサーが初顔合わせだが、鎖国中のワカンダ国民は実写よりはるかに過激そのもので、何せアベンジャーズを武力行使で撃退しようとするので、生かさず殺さず彼らを迎え撃つヒーローたちに変なワクワクが止まらない。総じて絵も話も軽く漫画的すぎるが、サラッと見るにはちょうど良い。