エアール

愛の神、エロスのエアールのレビュー・感想・評価

愛の神、エロス(2004年製作の映画)
3.7
刺激的なエロスをご所望ですかな?笑

香港、アメリカ、イタリア、
それぞれの国で、異なる登場人物たちが織りなす
ときに繊細で、かと思えば大胆に、
官能溢れる見応えのあるドラマ映画に
仕上がっているかな〜と。


本作では3名の巨匠が監督した
それぞれの単エピソードが
オムニバスとしてまとめられた構成となっております。
これがまた豪華でしてね。


はじめに
ウォン・カーウァイ監督 × エロスの純愛〜若き仕立屋の恋

仕立屋見習いである生真面目な青年が
常連の客である美しい女性に恋心を抱いてしまう。
一人前の仕立屋になるべく経験を積んでいく過程で
何着もその女性のために服をつくる青年。
がその女性はその美貌と身体を男に売って金を稼ぐ生活を続けており…

青年が恋する女 ホアを演じたコン・リー。
妖艶さ、ラインが際立つ衣装の感じがたまらなく良かったです。
そもそもがお綺麗な方なので
まあ〜間違いないでしょうね!!
ストーリーも後半は切なくて
割と好きな方かもしれません。


それからお次
スティーブン・ソダーバーグ監督 × エロスの悪戯〜ペンローズの悩み

毎晩見る同じ夢。
その夢の中に登場するのは決まって同じ女。

妻ではないその女、
目覚めると忘れる、でも夢では知ってる女だ…会ったこともないはずなのに。
夢の女から解放されたい…

仕事、夢、夫婦関係、
あらゆることに対して不安をかき立てられてしまう男 ペンローズ、
妻 セシリアに夢の話をしたところ
予想以上に傷つけてしまったようで。
以来どこか自分によそよそしく
セックスレスの日々に更に頭を抱える。

現状を良い方向へと導きたいペンローズは
医師のカウンセリングを受けに来るのだが…

自分で制御できない”夢”、
どこか神秘的な要素も含んでいるからこそ
テーマにマッチングしていて面白いな〜と。
モノクロの映像と次第にみせ始める医師の奇行に
否応でも意識が持っていかれて…
いったいなんなんだ、これはって、笑

ペンローズを演じたのは
男前 ロバート・ダウニー・Jrです。
今回もいい感じでした。
妻 セシリアを演じた女優さんもお綺麗な方でしたね〜


ほんでトリは
ミケランジェロ・アントニオーニ監督 × エロスの誘惑〜危険な道筋

休暇を利用し
バカンスへやってきた夫妻。
が残念ながら旅先では口論ばかり…

互いにウンザリしていた矢先
旅先の海辺にひっそりと佇む塔に住む女の子の話を耳にした男。
それ以来女の子のことが気になり頭から離れなくなってしまう。

文句ばかり言う妻と離れ
件の女の子に会いに塔へ向かう男だが…


妻 クロエ、それから塔に住む魅力的な女の子 リンダをそれぞれ演じたのは
レジーナ・ネムニとルイーザ・ラニエリ。
お二人ともお綺麗で
文句なしの裸体も披露してくれてますからね〜
ここらの大胆さというか、ある種の美的感覚はこっち特有な感じがしますね。
にしてもロケーションがいいところ!!
エアール

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