「午前3時の無法地帯」
上映時間149分、まさかの「ゴーン・ガール」と同じランニングタイムにして、この内容！
世紀の一戦！
ロザムンド・パイクvs本田翼
山下監督には申し訳ないけれど、映画の質・完成度・密度どれをとっても「ゴーン・ガール」に勝てるところは何一つとしてない。
そりゃしょうがない。
しかーーし、しかしである。
パターゴルフで飛び跳ねて、Tバックで元カレの喉を切り裂く激きゃわなロザムンド・パイクをもってしても、本田翼の可愛さの牙城を崩すのは至難の技なのだ！
・二日間着替えてないももちゃん
・目の下のクマがとれないももちゃん
・ゲス彼氏の靴にゲロを吐くももちゃん
・カレー買出しを押し付けられるももちゃん
・エレベーターでどつき合いを始めるももちゃん
・給湯室でシャンプーしてもらって照れてるももちゃん
めちゃカワイイのぅ。
僕も、来世はおきあがりこぼしになって、本田翼に殴られては起き続けたい。
基本的にはBeeTV作品なので映画としての質云々は期待するべきものではないけれど、それでも山下監督のゆるい空気の中に時々刺さるような、冷たいスカしが面白かった。
てか、何気に周りのキャストがたまらなくて、僕はこの映画けっこう好き。
特に好きなシーンは廊下のバトルシーン。
「凶悪」で中瀬ゆかりを演じた村岡さんのドヤ登場から、本音をぶつけ合う廊下のシーンが最高に笑える！
以下一連の流れ
たくさんの社員がいるビルの中。
多賀谷さん「ももちゃんは、俺のこと好きじゃないの？」
ももちゃん「きらいだよ！女のコに先に言わせようとする男なんて、せこくて嫌い！」
多賀谷さん「...」
遠藤(佐藤)「わたしは多賀谷さんが好きよ！」
瀧「い、い、今は違うよ」
多賀谷さん「(ももちゃん)本当におれのことすきじゃないの？」
おい多賀谷さん、木南晴夏演じる同僚の遠藤(佐藤)を、完全にガン無視しとるやんけ！(笑)
そして、絶妙のタイミングで現れる、ブラック企業の営業担当のクソ野郎。
こういう、間の使い方がめちゃくちゃ上手で好きなんですよね。
で、このブラック企業なんだけど、本っ当にクソだね！
特に気に入らないのが、もう一人の女性社員のババァね。優しくていいこと言ってあげてるキャラだけど、マジで仕事面で一切力を貸さないクソ女ですよ、こいつ。
大体、事務の仕事してるやつってなんか...おっと。
さて、このままオダギリジョー×山下敦弘の「オーバーフェンス」に向かいましょう。
じゃあここらで最後に。
Torichockよ、この世界で最も醜い大ウソを今すぐにつけ！と言われたら、僕間違いなくこう言いますね。
本田翼って、本っ当に可愛くないよな！
