せびたん

アックス・ジャイアントのせびたんのレビュー・感想・評価

アックス・ジャイアント(2013年製作の映画)
3.5
私が最後に映画にハマってた時期(10年くらい前?)にはこういう作りの話が多かったなぁなんて懐かしく思いながら見れました。

今みたいなお化け屋敷形式(と私が呼んでいる)ではなくて、見世物小屋形式(と私が呼んでいる)でした。なんのこっちゃ。笑

「アナベル」みたく自分がその場にいるみたいな臨場感はないので、対岸の出来事みたく安心して見てられるわけです。

あらすじはこんな感じでした。
初犯者更生プログラムに参加した7人の若者が山奥でキャンプするのだが、その地には伝説の巨人が実在していて、彼らのひとりがとったある行動がたまたま巨人の怒りに触れるものだったために、巨人による虐殺が開始される。けど巨人には実はある目的があって…。

巨人の設定は100年ちょっと前に生まれ、身長は普通の2倍、寿命は3倍。だけど精神はずっと子供ということでした。
いろいろな事情や事件があった結果、100年ちょっとの間、山奥でひとりで暮らしているというのは泣けました。100年の孤独というのはね…小説のタイトルにはいいんだろうけど。

作品内ではこの人は死ぬだろうなという順番に死んでいき、この人は生き残るんだろうなという人が順当に生き残るという安定の様式美でした。
なんだかよく分からない設定の人が現れてよく分からない行動に出た結果やられていくのも様式美…

死ぬ直前にはみんな改心してるっぽいいい感じになってるんで、更生プログラムとしては大成功ていうのが皮肉でした…改心したなら生かしてあげてもいいんじゃないかて気もしましたけど…こういう不条理も様式美?

これ、嫌いじゃないです。
かといって積極的に押す気にもなれないです!
せびたん

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