「セイラムの魔女裁判」を題材にした映画といえば『クルーシブル』が有名だが、あれは集団ヒステリーのような痛ましい事件とされている。
そして、ロブ・ゾンビがセイラムの魔女の呪いを現代に甦らせたのがこの作品。
『マーダーライドショー』はロックミュージシャンが初めて作ったというわりには、よく出来ていて、ゾンビのホラーキチガイぶりがよくわかった。
この『ロード・オブ・セイラム』でも、独特のキッチュな映像が盛り沢山で、今まで以上にゾンビカラーが楽しめるだろう。
しかしながら、我々が観ているのはムービーであってヴィデオクリップではない。
素で怖がるにはポップ過ぎるのだ。
キンキーなDJ姐さんは嫁ゾンビか。マーダーライドショーの頃に比べたら老けたな。眼鏡ドレッドだし、マニアック過ぎる。ロック好きのおいらでも、さすがにキツい。純粋にゾクゾクしたいから、もっと普通のシチェーションでお願いしたかった。