1977年　アメリカ🇺🇸イスラエル🇮🇱

アウトロー集団に両親を殺され姉も誘拐されてしまった少年が、途中で知り合った黒人男性と共に復讐をする西部劇

往年のアイドル、レイフ・ギャレットが子役時代に出演していた作品
因みに、彼の曲「New York City Night」は田原俊彦がデビュー曲「哀愁でいと」でカバーしたことは、オーバー50の方々なら周知の事実🎶

邦題のアイザックは少年を助ける黒人男性の役名、演じるジム・ブラウンは元NFL選手！
ですが、本作の主役はどこからどうみても「復讐少年」
だから原題は『Kid Vengeance 』
ジャケには「リー・ヴァン・クリーフ主演」とあるので紛らわしい
確かに出番は多いけど💦

亡き父親の教えが脳裏をよぎるも、少年は次々と悪者達を殺していきます
そんな少年の行動に協力しつつも止めようとする黒人男性
この辺のバディぽさがもう少しあってほしかったです
彼が少年のメンターになるとか、あってもよかったのに
全体的にそんなに難しいストーリー展開ではなく、悪く言えば西部劇の割にイマイチ盛り上がりにかけます
一番のピークは少年の家族が襲われるところ？
ラストの復讐の連鎖は続くのか？！
と、少しドキッ！とするとシーンはよかったです

それとWHD発売のDVD📀だから古いビデオの映像そのままで画質が大変粗く、肝心のクライマックスシーンは真っ暗で非常に見づらかったです💦

リー・ヴァン・クリーフが出演していると言う事で観賞。
アメリカ×イスラエルのマカロニウエスタン。何故イスラエルなのか謎であるし、画質の悪さと音ズレも謎である(笑)

てっきりリーがアイザックだと思っていたのだが、彼は真逆の敵であった。ジャケット詐欺ではないか！
アイザックとは黒人のならず者のことであるが、原題にはアイザックの文字はなく、劇中でもそんなに活躍しない。主人公はリーへの復讐に燃える”少年”なのだ。

いやしかし、この少年の復讐の方法と言うものがまるでホーム・アローン的なお遊びに見えてしまい、どうにもシュールで笑えてしまう。

• #マカロニスパゲティ

少年も、黒人も、特に繋がれてはおりません…

バディムービー要素よりもどちらかといえば、両親をアウトロー集団にレイプ・殺害された少年トムの“復讐”要素の方が強めでした。

変に小難しい展開もなく、感情移入を阻害されることも特にないのですが、後半まで話運びにツイストも緩急も無さ過ぎて、やや退屈に感じました。また、アウトロー集団・マクレイン一味の悪辣っぷりが、トムの両親殺害をピークに急激にヌルくなってしまい、中盤以降、何かと主人公側にコトが有利に運ぶ展開と相俟って、段々興味が薄れてしまいました。
（両親殺害場面…というか両親の前に現れた場面での、一味の粘着質な感じの悪さは最高でしたがw）

ただ後半の“ある展開”に「えっ！？　それやったら勧善懲悪でスカッと着地出来なくなるじゃん！」と、“話の締めくくり方”への興味はある意味持続しました。その締めくくり方自体も、“安堵”に振り切らず、一定の“苦み”を含ませたことでギリギリケジメはつけたかなぁ…と思いました。

駄作…とまでは言わないけど、個人的にはちょっと決め手に欠ける一本でした。