ヨーロッパ産ブラックなミュージカルアニメ。ようやく観ました。期待が大きすぎたせいかちょっと残念。設定が極端でなかなかいい始まりなんですが展開がイマイチ。なんて言うかありきたりなんですよね。子供と観れるような設定じゃないのに展開は子供向けの普通にハッピーに終わるストーリー。ライオンキング以降くらいのディズニーアニメの展開とでも言ったらいいんでしょうか。クライマックスの盛り上がりアクションも普通です。挿入される歌も声優？がそのまま歌ってる素人ソング、歌詞も私にはどうって事無いように思えました。設定やキャラクターはまあまあ、何よりも絵はすこぶる美しく、画一的な日本製アニメーションとは一線を画しています。それだけにとっても惜しい感じでした。もっとブラックでもっと哲学チックでもっとぶっ飛んでいる物を期待していたんだけどな…。あっ、決して悪い作品では無いし、尺も短くそこそこ見やすい映画なんじゃ無いですかね。これは大人が観て楽しむ映画と言うより子供が背伸びして観る映画なのかもしれませんな。なんてね。
