このレビューはネタバレを含みます
自殺が当たり前のように起きる日常。その中に自殺専用の道具を営む一家があった。
ある日一家に、暗い日々とはかけ離れた太陽のように笑う、明るい男の子、アランが誕生する。
アランは虐殺のように人が死んでいくのは間違ってると考え、仲間と共に店を破壊する。
自殺専用の道具を扱うことをやめ、一家は希望あふれるクレープ屋さんを開く。
感情表現をミュージカル風に表現しているところは、ディズニー映画を彷彿とさせた。なので、ディズニー映画の100倍暗い映画、と考えていい。自殺を題材としたに相応しい、陰鬱とした絵と音楽。しかしながら、死を売り物にする家族の葛藤や街の人々の感情を繊細に描いている映画。