snowwhite

LIFE!のsnowwhiteのレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
4.3
テレビで放送していたので久し振りに鑑賞。

やっぱりこの映画好きだなあ。


【ネタバレあります】

主人公ウォルター(ベン・スティラー)は長年続いた『LIFE』誌の写真管理部門で17年間いい紙面にするため真面目に誠実に仕事をしてきた男。

やりがいを持って仕事をしてきたがあまり報われたとは言えず少し鬱屈した気分になることもありそんな時は空想の世界に飛んで行ってしまうのだった。

ある日新しい経営陣により送り込まれてきた人間によって『LIFE』誌が休刊になることが皆に告げられそれに伴い人員整理が行われることが発表される。

『LIFE』誌の表紙はいつも写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)の写真と決まっていた。ショーンは世界を旅しながら写真を撮り、ネガを送ってくるので彼の居場所は分からず、ウォルターも長年この仕事をしているがショーンに会ったことはない。

そんなショーンから今日もネガが送られてきた。ウォルターへのプレゼントと中を見て!書かれたと手紙が一緒に入っていた。プレゼントを開けてみると中には財布が。

財布にはいい仕事を有難うと感謝の言葉が刻まれ、更に中にはLIFE社の社訓まで刻まれていた。

ネガを確認すると25番のネガだけが切り取られていて無かった。部下と一緒に不思議がっているとそこへ上の方から知らせが来る。25番のネガを出すようにと。

なんでもLIFE誌休刊の知らせを聞いたショーンから最後のLIFE誌の表紙はネガ番号25番の写真を使うようにと電報が来たらしい。

ウォルターは無いとも言えず、今現像中ですとごまかす。部下に取り敢えず25番の抜けた他のネガを全てベタ焼きにするように指示した。25番の前後の写真からショーンが何処にいるか割り出して連絡を取ることにした。

ウォルターには母と妹がおり、ウォルターが面倒を見ている。住んでいた家を出なければならなくなったので新しい家を探した。父から貰った大事なグランドピアノを大事にしている母の為、かなり大きい家に引っ越す手筈を整えた。妹は目の出ない役者だが屈託がなく兄に懐いていて誕生日にプレゼントをくれたりする。

ウォルターが密かに憧れる女性シェリルは1ヶ月前に入社したばかり。「私は絶対首ね、あなたは大丈夫。」と笑う。彼女は最近離婚して息子が一人いるシングルマザー。息子はスケートボードの練習中。

ウォルターは昔スケートボードをやっていたのでとても上手くシェリルの息子リッチに技を見せたりしているがシェリルは電話中でウォルターのスケボーを全く見ていない。

ウォルターはシェリルに惹かれているが告白したことはなくいつも妄想しているだけ。シェリルは結構ウォルターを好きそうなんだけどなあ。

シェリルに写真を見せてショーンを探さないといけないことを伝えると一緒に考えてくれそのヒントに従って外国まで探しに行くこととなった。

あちらこちら色んな国に行き写真一つ一つどこで何を撮ったものかを見つけていくが至難の技だ。何せ写っているのは誰かの指だったり、水面だったりするのだから。言葉の通じない国で探すのは大変だ。しまいには怪しがられて警察に捕まったりもする。

地元の子供たちに道を訊ねるが英語が通じない。仕方ないと諦めようとした時ふと子供が持っていたスケボーに目が止まる。妹がくれた手がビヨ~ンと伸びる人形と交換して欲しいと交渉。交渉成立。スケボーゲット。そのスケボーでビュンビュン道を飛ばす!ようやく到達したのに誰もいない。通りかかった車が噴火だ!と教えてくれ車に乗せてくれた。危なかった!モーテルまで送ってくれた。

パパジョーンズというピザ屋から出たウォルターはシェリルに電話する。
そして自分の身の上を話す。昔バックパックで旅に出てここでアルバイトしたこととか父の思い出とか。

スケボーで更に道を行ってやっと写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)のところにたどり着く。


ーーーーーーーーーーー

【⚠️この後ラストまで完全ネタバレします。未見の方はご注意下さい。】




25番のネガについて聞くとショーンは「ヒントは君のここにある。」とウォルターの胸を差す。

ウォルターは何の事やら分からない…。

ショーンはウォルターが財布を持って来ているものと思って「財布の中を見て無いの?」

ウォルター、財布に書いてあった言葉に意味があったのか?と考えながら「財布は捨ててしまった。」

「えっ?捨てたの?!」

「すまない😣💦⤵️」

「中を見るようにってメッセージ書いといただろ?」

「包装紙の中かと思った…。」

財布の表面にはウォルターへの言葉。開くと首になった会社の社訓が書かれていたので怒って捨ててしまったのだ。

ウォルターは財布の中にネガが入っていたと知って取り返しがつかない事を知る。

落胆して会社に戻ると沢山の人が首になっていた。正社員ではないシェリルは早々に首を切られていた。

ウォルターはシェリルのの息子にスケボーをあげるためにシェリルの家にに行く。が、応対に出たのは男性。

「会社の同僚です。シェリルは?」
「ちょっと待ってて。」

男性はシェリルを呼びに家の中へ入り「シェリル、シェリルー」と呼んでいる。
「な~に?」
「会社の人が来てるよ、ハニー」

男性がシェリルをハニーと呼ぶのを聞いて別れた旦那とよりが戻ったと分かりスケボーをそっと置くとウォルターはその場を後にした。

失意のウォルターは家に帰る。ネガが見つからなかった事を母親(シャーリー・マクレーン)に報告。
「そうなの。残念ね。あ、これ拾っといたわよ。」とウォルターが捨てた筈の財布を渡してくれた。

目を白黒させるウォルター。「有難う!」「ショーンがあなたの事褒めてたわよ。素晴らしい仕事っぷりだって。」母親にっこり。

次の日会社に行くとウォルターの部下もウォルター自身も首を言い渡された。

最終号の表紙をどうするかの会議がされていることを知りウォルターは駆けつける。そして「これが25番だ!」とネガを渡した。

ウォルターが自分の荷物をまとめているとシェリルの息子から電話が。「お礼を言おうと思ってママから電話番号聞いた。有難う!」

ウォルターの部下はウォルターに「あなたは最高の上司でした。」と挨拶する。ウォルターと部下はハグする。

(この2人本当に真面目に仕事してたよね。真摯に向き合ってた。こういう人がいるからいい雑誌になるんだよね。)

後日ウォルターは職安に手続きに行った。手続きを終えて職安から出るとシェリルも職安に来ていた。

久し振りに話す2人。
「何でスケボーだけ置いて帰っちゃったの?」
「邪魔すると悪いと思って。旦那さんとよりが戻ったんだろ?」
「いやーね。あの人は修理に来てただけよ。」

誤解が解けて2人は寄り添って歩く。

シェリルが『LIFE!』の最終号が店頭に並んでいるのを見つける。
「見て!最終号よ!買う?」
「いや、もうちょっとしてから。」ウォルターは照れて笑った。

表紙にはネガを持って真剣な顔のウォルターの写真。素晴らしい仕事に対する賛辞を添えて。end


ーーーーーーーーーーー

いやあ本当にいいわあ、この映画。仕事に真摯に向き合ってる人が好き。くそがつくほど真面目で正直な人が好き。

理不尽な事もあるけど最後少し報われるところが好き。ウォルターの様な誠実な人は幸せになって欲しいよね。映画はやっぱりこうでなくっちゃ。

現実は上手く行かないこともあるし、真面目に頑張っても必ずしも報われないけど映画では夢を観たいですよね!
snowwhite

snowwhite