もう少し過激なシーンや廃退的なストーリーを期待していただけに拍子抜けしたものの、シナリオ設定がよく、笑いあり、刹那ありで楽しめた。
突っ込みどころがかなり多いが、わりとこの監督は人間が好きなのかなといった印象を受けた。
規範やロジックではない、そこから逸脱した性的な部分でしか分かり合えない事もあるのは事実で、寧ろ我々が性的な存在であるからこそこうしたものは否定できない。
最後のシーンで、男と女の対比的な場面があったが、確かに普段とは逆に、窮地に至ると男は感情を、女は理性を取るものなのかもしれない、と考えさせられた。
予想していたより面白い映画でしたね。