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ミッドナイト・ガイズのliamのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)
3.5

監督は「はじまりはキッスから」のフィッシャー・スティーヴンス。出演は「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル」のアル・パチーノ、「25年目の弦楽四重奏」のクリストファー・ウォーケン、「ザ・マペッツ」のアラン・アーキン、「スネーク・フライト」のジュリアナ・マルグリーズなど。

28年の刑期が終了したギャングのヴァル(アル・パチーノ)は、かつての仕事仲間ドク(クリストファー・ウォーケン)と久々の再開の喜びをかみ締めていた。一方、ドクは組織のボスから翌朝10時までにヴァルを殺害するよう命じられていることを、悩んだ揚げ句ヴァルに話す。その後、彼らは車を盗み出し、3人目の仲間ハーシュ(アラン・アーキン)を誘ったが。

味のある爺さん達が登場する作品。死ぬと分かっているヴァルが、最後の夜を楽しむという内容。
もっとハードボイルドな感じかと思っていたが、かなりコメディ寄りで軽く楽しめた。

展開はかなりとんでもない。笑 ハーシュがいきなり死んでいたのは驚いたし、娘がそれを結構すんなり受け止めていたのは少し笑ってしまった。

それでも最後はかなりしんみりさせるところがあり中々良かった。ただ終わり方は少し消化不良だった。どうなったかまで個人的には観たかった。

あともうみんなおじいちゃんだからか、アクション要素はかなり控えめだった。

アル・パチーノやクリストファー・ウォーケンなど、登場する俳優達は渋くてカッコ良い。アル・パチーノはわざと小汚くしているが、それはそれで非常に味がある。

おじさん達が最後の夜を楽しむ映画。
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