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ラストエンペラーのneroliのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
4.8
■美しい映像の余韻に浸る〜♡■
 
 
「12ヶ月のシネマリレー」にて鑑賞〜🎬
 
以前劇場でも見たし、DVDでも何回も見たから劇場で見るのもな〜なんて迷っていたけど、今回、劇場で見て本当によかったです〜
 
ベルナルド・ベルトルッチ監督の美しい映像がとてもよかった〜
清王朝時代を再現した紫禁城での撮影。
 
夢のような時間でした〜
今でも余韻に浸っています〜
 
 
 
 
■激動の中国近代史とそれに翻弄された愛新覚羅溥儀氏の人生■
 
 
ラストエンペラーこと愛新覚羅溥儀氏の自伝『わが半生』を元に作られた本作。
 
同氏の満州国での王位即位に対して、東京裁判では、自分の身を守る為に「日本に誘拐された」と言っていたが、自伝『わが半生』では「自ら即位を望んでいた」と書いていた様子。
 
同氏は、もう一度清王朝を作りたいと言っていたが、満州国で王位につくことができた十数年後、第二次世界大戦後は王位の座を降りざるを得なかった。
 
 
戦争に翻弄された彼の人生は幸せだったのか?なんて、映画を見た後に考えたりしましたが〜
 
私が言うのも何ですが、愛新覚羅溥儀氏って、人から好かれる憎めない方って感じで〜
 
必ず周りの人が助けてくれるキャラのような気がします。
 
第二次世界大戦後、中国で政治戦犯収容所に入っていた時も同室の方々が助けてくれるし〜
 
 
歴史的に色々あり、最後は一般人として生活されていたけど、幸せそうに見えました〜✨
 
 
 
✔︎ソ連軍の捕虜となった溥儀氏が自殺未遂を起こした事実はない。
✔︎愛新覚羅溥儀氏の妻婉容(えんよう)と川島芳子氏は同性愛関係ではなかった。
✔︎甘粕正彦氏と川島芳子氏は恋愛関係ではなかった。
 
など、史実と違う部分も多いが、愛新覚羅溥儀氏の人生を通して中国近代史をざっと学べるのにいい映画とも言えそう〜 
 
 
 
■坂本龍一氏の音楽に酔いしれる〜♪■
 
 
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