ChiakiNishimura

ラストエンペラーのChiakiNishimuraのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
4.5
紫禁城の映像が綺麗。
運命に翻弄されて人格が歪んだところも無邪気で率直なところもよく描かれてる。全体的に大袈裟でなく淡々と映像が流れていき、きっとあの時代の雰囲気を忠実に再現されてるんじゃないかなと思える。そして革命は本当に怖い。天と地がひっくり返って立場が変わり再教育される弱肉強食の世界。最後、溥儀が笑って「ここに住んでいた」と言ったのは何だか涙が出た。

溥儀の青年時代の役者さんの危なげな雰囲気が印象的でした。