フィルおじ

ラストエンペラーのフィルおじのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
3.8
アカデミー賞9部門ノミネートし全て賞を取ったすごい作品。

世界大戦後の戦犯収容者から物語が始まり過去と現在を振り返りながら進む分かりやすい構成で観やすかった。

中国の歴史的拝見など知識が乏しいので理解できるか不安だったけど世界大戦の日本との関わりがかなり多くて理解しやすかった。
清国最後にして満州国の皇帝という立場でキャラ的にも魅力的に思えたが、人間的にはあまり好きになれなかった。
クーデター後日本と手を再び皇帝に返り咲くが日本の威圧的な政策など、お飾りの皇帝として苛立ち没落していく姿が虚しかった。

坂本龍一の音楽が印象的だったし甘粕役として出演してたの知らなかった。
これを中国人ではなくイタリア人の監督がここまで描いたの凄い