清の最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯を綴った超大作。
CGも何もなく、リアルに再現されたセットや衣装、そしてあたかも当時のそれがそのままそこにあるかのように感じさせられる大量の演者。
冒頭の紫禁城内での即位式でのシーンは、圧巻としか言いようがない。
そして、その壮大な広さと、合わせて激動の人生に添えるように流れる音楽もめっちゃ良いです。
人生を翻弄されるとは、こういうことなのだろうか。
でも、ラストのシーンで溥儀が玉座の後ろから虫かごを見つけた時の笑顔に、その人生に何かしらの意味を見出せていたのかなと、思いたい。
