けんざ

ウルフ・オブ・ウォールストリートのけんざのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジョーダン・ベルフォートのむちゃくちゃな人生に基づいた作品。ビッグに成り上がる過程やその後の大盤振る舞いはみていて爽快だった。ディカプリオ演じるベルフォートの巧みな話術や経営戦略に引き込まれる。少ししか出てこないが、ジョーダンの上司であった男のブローカーとしての成功の秘訣や鼻歌にも引き込まれ、圧倒的な存在感だった。ここでの鼻歌は、役者Mattew McConaughey本人が本番前などにやっている発声練習だったらしく、それをディカプリオが本番でも入れてみてはどうかと提案し、いわばアドリブで行ったものだそうで、ミュージカル的な要素が盛り込まれているような印象的なシーンだった。最後のシーンでジョーダン・ベルフォート本人が登場し、自らを演じるディカプリオを紹介するというのがユニークでよかった。
"Sell me this pen." 作中かなり印象深く、ラストシーンでも使われていた蓋し名言だが、これももともとの脚本にはなく、現場でジョーダン・ベルフォートの話を聞いた監督が盛り込んだものだというのだから驚きだ。
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