金と嘘と女のゴタゴタを描いているのに、全体のテンションが高いからか、すごく爽快。声を出して笑う場面もたくさんあるし、特に後半に畳み掛けてくる感じ。
ファーストカットのセンスの良さ、時系列を少し入れ替えるだけで、ここまで引き込まれるとは、、、
ベストタイミングでデ・ニーロが登場する、ラッセル監督のあからさまなサプライズ精神も好き。
鼻で薬を吸ったり、黒人のジャズバンドがいたり、柄物のジャケットやキューバシャツが多く着用されていたり、、、さりげなく70年代アメリカの雰囲気を演出しているのが良い。
カジノ・パーティのシーンのジェニファー・ローレンスが凄い。言葉では言い表せないけど、なぜか泣きそうになる。
「ガラス屋の父のために、ガラスを割る少年」って、チャップリンの『キッド』へのオマージュなのかなー?