B級グロテスクモキュメンタリー。世界大戦中、密命をうけた部隊がナチスの研究所を捜査するも、そこでは恐怖の「武器人間」が開発されていた。
ジャケットの怪人に心惹かれる人なら楽しめる……わけでもない。せっかくの素敵デザインな怪人も各々出番が少なく、彼らの活躍もなければ対峙する被害者たちにも見せ場はない。ただ人間が不合理に削り取られて死ぬだけの映像集といったところだ。
最低限のストーリー、モキュメンタリー以外での製作、あるいはゲテモノ怪人たちの愉快な活躍など、どこかに手を加えれば良作となる下地は幾らでもあったはず。素材がよいだけに落胆も大きかった。