マイ石井裕也シリーズはこれにて一旦終了です。
「舟を編む」だけはレビュー書いていないんですよね。Filmarks始める前に観ていてだいぶ忘れているのもあって。
いやあ一貫している強さと、変化する世界が心地よかったです。逡巡や苦悶が素直に表現されているようで。
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さて「ぼくたちの家族」。
Blurayで持っていたのでラストでした。
これはね、傑作ですよ！
まず原作が面白い！！早見和真さんの母親にまつわる実エピソードを、その母の勧めで本にしたそうです。当然脚色され、さらに映画化で脚色されていますけれど・・
・家族って基本バラバラだよね
・家族って結局逃げること出来ないよね
と、綺麗に描かれることの多い《家族》のリアルが表現されていてまずそこが良かったです！！
ちょうどね、わたしの家族に今起きていることともかなり重なるので、入り込む入り込む！！
映画としては役者さんたちが良かったですねー
原田美枝子さん絶品です！！
メイキングで妻夫木くんと池松くんが「かわいいお母さんなんですよねー」と度々言っていましたが、ホントそれ！！病気もあってですけど見事です。その状況とのギャップで心が痛いレベルですが、これを引き出す監督って・・。
妻夫木くんと池松くんはもうね、安定と言うかそうだよねって。妻夫木くんはこうした男演じると神懸るというかね、うっまいなあ。弟らしさを存分に表現した池松くんも相変わらず素晴らしい。
そして何より長塚京三さんを是非観て欲しいです。
もうダメダメなオヤジなんですわ！いろいろ破綻しています。
この父親を演じ切った長塚さんリスペクト！！絶妙なバランスで落とし込んだ技が凄過ぎます！
４人がそれぞれ真剣に役と向き合って作り上げたストーリーは素晴らしかったです。
名作のひとつだと思いますよ！！
